水系都市京都

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  • 思文閣出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784784218158

作品紹介・あらすじ

都市経営の重要な要素のひとつが、利水・治水を含めた水の制御である。豊富な地下水により清涼な飲料水を得てきた京都は「山紫水明」の地とたたえられる。しかしその美名とは裏腹に、灌漑・防火用の表流水の欠乏に古来悩まされつづけた都市であった。そして明治二三年に竣工した琵琶湖疏水こそ、この問題を解決し、その都市構造さえ変えてしまう画期的な事業だった。
<br/> 近代京都の都市史を水量・水質・水利権に着目して水インフラという視点から論じるとともに、同一水系に属する伏見が一度は独立市制を志しながら京都市へ合併される顛末を明らかにする。
<br/>

著者プロフィール

京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科教授、同大学副学長。

「2023年 『風景の近代史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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