60年代新宿アナザ-・スト-リ-: タウン誌『新宿プレイマップ』極私的フィ-ルド・ノ-ト

著者 :
  • 社会評論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (342ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784784509997

作品紹介・あらすじ

新宿の街から「広場」が消えた1969年から72年まで「誌上広場」をめざして、若者に圧倒的な支持を得て発行された伝説のタウン誌・元編集長がコラージュの手法で描く、この時代と時代の表現者たちの群像。

感想・レビュー・書評

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  • ちょうど自分が産まれた年に創刊されたタウン誌「新宿プレイマップ」の元編集長が、舞台となった新宿と共に生きた数年間を振り返る歩みの記録

    時は学生運動が全盛期から終焉に向かうまさに覚醒期、ドヤ街だった新宿に高層ビル建築計画が発表され、戦後の新宿カルチャーを残すべく、文壇、作家、音楽家たちの言葉を表現の限界に挑みながら新しいタウン誌の形を作り上げていく様は、まさに革命戦士そのもの

    上京して初めて働いた街が新宿歌舞伎町だったこともあり、幾つもの思い入れが重なって楽しく読めました

    内田裕也、大滝詠一、鈴木ヒロミツの日本語がどうやったらロックになれるかの対談とか、寺山修司や唐十郎の連載とか当時はカウンターカルチャーの立役者だったアウトロー達の言葉がかっこよすぎます

  • 2020/4/5購入

  • サブタイトルにある通りタウン誌『新宿プレイマップ』の元編集長が記した「極私的フィールドノート」
    69年7月から72年6月まで、文字通り「新宿の青春時代」に《新都心新宿PR委員会》のより、「副都心」ではなく「新都心」新宿のPRのためという名目のもとに恐らく初めての「タウン誌」として刊行された「新宿プレイマップ」の編集を中心に60年代後半から70年代初めまでの新宿と当時の「トンガッていた」アートクリエイター達を描いた一冊。
    当時のカウンターカルチャーの状況がいきいきと描かれている。

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