故人サイト

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著者 : 古田雄介
  • 社会評論社 (2015年12月11日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784784511242

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故人サイトの感想・レビュー・書評

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  • 墓標の研究家や、デスマスク収集家がいるなら、故人サイトをへめぐる人もいるのですね。
    作った人がなくなっても、サイトは残る。放置されて、または遺族や遺志を継ぐ人に管理されて。
    墓碑だって、苔むすものもあれば磨き続けられるものもある。訪う人の絶えない墓もあれば。獣に荒らされる墓もある。ウエブ上のサイトも同じなんですね・・・。追悼コメントが増え続けるサイトがあれば、荒らしに合うサイトもあると。
    まさか死ぬとは思わずにブログを書いていた人や、死の影を背負いながら明るいブログを書いた人、またはブログにだけ弱みを漏らしていた人。それらの人の日記を覗くのなら気が咎めるけど、ブログはもともと不特定多数に対して公開されたメディアだから、読むことに呵責を感じなくてもいい。
    見知らぬ人の魂の奥を覗くような、不思議な読書体験でした。

  • 少し悪趣味かな…と見かけた時は思ったけど、実際にブログ仲間だった人が闘病死し、さらに病気を苦に自殺した人もいるので、自分も同じ病気だしブログやっている手前、いつか来る時のために参考になるかな…と思って借りる。

    読んでいると暗いんだけど落ち込んでいる時に読むと妙に落ち着く。境界性とか精神的なものは読んでいるとしんどい。けど少し似ているのでわかる部分もあってホッとする。放置ブログ多いんだなぁ…。ある意味社会学っぽいような…。

  • 2016/11/09読了

    「死」が公のものになるのは、今では珍しくないのかもしれない。
    SNS ブログ サイト で、人が物書きをして発信すること。これが当たり前になった時代。
    そんな現代においての「死」とは、漠然と普遍的に「そこにある」ものになったのだろうか。

    ネットの中に住居を構えて、この世から亡くなった人を思う。

    ネット遺書や事故死などで止まった更新、闘病記録とその末、それらWeb上の発信と「死」の形はよく見られるようになった。
    ある時には祭りのように取沙汰される。本人の死を偲ぶよりもセンセーショナルな出来事にわいわいと騒ぐ声の方が多いようにも思う。
    この本ではただただ純粋に、ネットの上で消息があった人の最終更新とその背景だけを追っている。
    淡々と読み進める中で、「死」に直面した人の感情や思い、「生きたい」「死にたい」の強さ、ないし、まだ生きることができた人への追憶など
    ネットワーク上の数だけ、そのサイト(居住区)にいる人が存在していたのだと知る。

    (SNSが主流な最近だけど、やっぱり影響力、じっくりと発信できる場所としては、ブログの方が強いのかな)
    スパムの墓荒らし、後継人(代替で記事をUPする人)
    ネットならではの死後を考えさせられることも、これまでなかったように思う。

    この本に関してはうまく感想をまとめることができない。
    ただ、事故や病気でいつ死ぬかもわからないことと、自分がブログを書いていることもあり、他人事とは思えないと感じた。
    というのもあるが
    生々しい記録が、「今」の遺書の在り方を訴えているのかもしれない。
    うまく言えないなぁ
    ともあれ最近読んだ本の中で最も衝撃的でした。

  • ちょっと文字が小さくレイアウトも見にくいのが難点。けれどその情報量や込められた想いが物凄い。
    気軽に手に取ったけれど、これは夜寝る前に読むんじゃなかった……。
    「死」というものをリアルに感じます。ホント、いつ死ぬか分からないんだから、後悔しないように生きないとなあ、と思わされる一冊。

  • 自分が生きた証をモノとして残すべきなのか、情報としてネットに残すのか。より永続的なのはなにか。そもそも永続化すべきなのか。
    意図的であるにしてもそうでないにしても本人の死と密接に関連してしまったブログやSNSには考えさせられる。ふだん、死というものが身近ではないせいだろうか。医療の現場で働いているとまた違う感想なのかなあ。

  • 終わらせるつもりなく、突然終わってしまったサイト。終わることを前提として書かれたサイト。それぞれの運命を綿密にたどっている。
    自分が死ぬ前に、自分の胸の内を多少なりとも吐露しているようなサイトは消去していなくなりたい…。

  • まだパラパラとめくってみただけだが、これはある意味すごい書籍。著者の執念ともいえるその姿勢に脱帽。

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更新直後に殺害・ツイート直後に事故死。リアルタイム闘病記録・自殺実況中継・ファン巡礼慰霊碑サイト。それは遺書なのか、あるいはダイイングメッセージなのか!?漂い続けるネット墓標を徹底調査!!

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