宇宙戦艦ヤマトと70年代ニッポン

  • 16人登録
  • 3.43評価
    • (1)
    • (1)
    • (5)
    • (0)
    • (0)
  • 5レビュー
  • 社会評論社 (2010年11月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (367ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784784519019

宇宙戦艦ヤマトと70年代ニッポンの感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 宇宙戦艦ヤマトは最初のTV放送から見ていた。同級生たちのほとんどが裏の『猿の軍団』を見ていて、♪猿の軍団~という主題歌を口ずさみながら、月曜の朝、小学校に来たのをうっすらと憶えている。
    70年代という時代の空気とヤマトを並べて分析してみせる手法は興味深い。企画書段階での『宇宙戦艦コスモ』が紆余曲折を経て、ヤマトに落ち着いたこと。途中から松本零士が企画参加して、戦争ものが宇宙の大航海物語になったことも初めて知った事実だった。
    再放送で人気になり、映画で大盛り上がりしたヤマトだが、最初のTVシリーズからのファンであった僕は、『さらば』までは熱狂したものの、一度死んだ登場人物が生き返る大人のご都合主義のシリーズ3作以降、急激に興味を失ってしまった。
    松本零士の描くヒロインの浮世離れした美しさに心奪われたのは、すでに40年近く前だが、3Dのスターシャなら近頃は、錦糸町あたりでも見かけるようになった。マリア・シャラポアとまではいかないが、それなりに美しいウクライナあたりの東欧美人は身近になった。ただし、怪しい色香に誘われて、ついていっても無償の愛は望めそうにないから、見るだけ。鼻をひくつかせて深呼吸するだけ。

  • 正にリアルタイムで本書に書かれている時代に、ヤマトに熱狂した一人として、知らない設定を知って改めて興味を持ったことと、一方的な解説が続く箇所は読み飛ばしてしまった。一作目、二作目の頃はメカ設定集も買って映像にないかなり詳しい話を知っているつもりだったが、それが時代背景や、宮沢賢治に迄遡る話だったとは驚きであった。

  • C0030 ヤマトをネタによくもここまで書けるものです。設定年齢が50代なのに、老人というのはどうなのでしょう。続編への一連のコメントは、死者へ鞭打つようで悲しい物があります。

  • 1977年、宇宙戦艦ヤマトは一気に社会現象になった。アニメ・サブカルチャー文化/資本の成立を刻印したその作品世界を詳細に分析し、この時代の社会・文化思潮と重ねて論じる。宇宙戦艦ヤマト=70年代文化批評。 この手の本に、図版が少ないのは厳しい。文章でうまく表現されているが、デザイン画があると、より具体的に内容がつかめるのだか。権利の問題なのでしょうね。沖田艦長や徳川機関長だけでなく、佐渡先生までも「老人」の仲間入りですか。私、ほぼ同年齢なんですけど。「復活編」までで本書は終わっているが、ぜひ「実写版」についての言及も読んでみたい。

  • ヤマトが生まれた1974年。
    その周辺を知らない私にとっては、待望の一冊でした。

    ヤマトの分析のみ成らず、当時の日本の状況、映画や演劇などの文化との関係性も述べられています。
    文化的土壌の分析は、文化人なら読んでおくべきものかもしれません。

    ヤマト本編は、パート1(1974年)から復活篇(2009年)、SPACE BATTLESHIP ヤマト(2010年)までもフォローしている本格派!
    隠れた名著です。

全5件中 1 - 5件を表示

宇宙戦艦ヤマトと70年代ニッポンを本棚に登録しているひと

宇宙戦艦ヤマトと70年代ニッポンを本棚に「読みたい」で登録しているひと

宇宙戦艦ヤマトと70年代ニッポンを本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

宇宙戦艦ヤマトと70年代ニッポンを本棚に「積読」で登録しているひと

宇宙戦艦ヤマトと70年代ニッポンの作品紹介

1977年、宇宙戦艦ヤマトは一気に社会現象になった。アニメ・サブカルチャー文化/資本の成立を刻印したその作品世界を詳細に分析し、この時代の社会・文化思潮と重ねて論じる。宇宙戦艦ヤマト=70年代文化批評。

宇宙戦艦ヤマトと70年代ニッポンはこんな本です

ツイートする