産業再生機構事業再生の実践 (第3巻)

制作 : 産業再生機構 
  • 商事法務
3.81
  • (4)
  • (7)
  • (4)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 92
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784785713607

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 旧産業再生機構の出版シリーズ最終刊。
    感想。財務リストラの章はビビっとこない。ケースバイケースで一般化しにくいのだと思う。再生計画のモニタリングの章は事細かに記載あり、ただこの章もどうしても表面だけになっているように思う。重ね重ねだけど、やはりノウハウを一般化するのが難しい業務なのだろう、一つでも多くのケースを経験するなかでしかノウハウは身に付かないのだろう。
    備忘録。
    ・機構の出資する優先配当株の配当金は、社債のクーポンに近い性質を繁栄させつつ、業績連動型にすることで工夫。
    ・当たり前の事を当たり前にやることが事業再生で大事なこと。それが出来なかったから再生が必要になった。
    ・再生計画の中では財務リストラ、事業リストラ、組織改革、戦略策定、組織再編、全て同時平行で進める。優先順位をつけるとし、劣後部分を設けるのは言い訳に過ぎず、そんな組織だから再生が必要になった。
    ・タイムリーなモニタリングを続けるには、月次決算等のデータが直ぐに集められ、共有できるような管理体制が必要。大抵それができていない。
    ・モニタリング期の人件費と人事考課は慎重に。人件費削減がトップラインの減少やモチベーション低下に繋がってしまうとつらい。
    ・再生にウルトラCはなく、再生計画がスタートしたら、一つ一つ根気強く積み重ねていくことが求められる。

    そんなとこ。

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
エリック・リース
マッキンゼー・ア...
エリヤフ・ゴール...
内田 和成
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×