トライガン #1

著者 :
  • 少年画報社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (353ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784785920050

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  • 熱砂の惑星に移民してきた人類は、残存する船やプラントを頼りに命を繋いでいた。生き残るため犯罪もまかり通る過酷な世界に現れた超高額な賞金首!その名はヴァッシュ・ザ・スタンピード!

    600億$$(ダブドル)という途方もない賞金をかけられた男!その正体は金髪の優男!徹底した平和主義者!銃の達人でありながら、不殺を貫く!それでも二つ名は人間台風(ヒューマノイドタイフーン)!なんなんだコイツは?!と思う間もなく、砂嵐に飲まれるが如く物語が進んでいく。コミカルなデフォルメとシリアスなアクションの使い分けが楽しい。

    「未来への切符は…いつも白紙なんだ」
    「君が君を生きる事が両親を生かす事でもあるんだよ」
    ド派手なガンアクションにSFのスパイスを加えた世界観。その大地に人間賛歌が根付いているのが魅力。人は不毛な世界の中で、なぜ生きるのか。その行き先を選ぶのは自分自身だ。

    ネブラスカ親子の弾丸パンチとの撃ち合いシーンが印象深い。こんな精密射撃できるのって、ぼくの知ってる範囲ではシティーハンターかヴァッシュってイメージ。基本はごちゃっとした画面作りなんだけど、決めシーンは切れ味良く描いているのが好き。

    砂蒸気(サンドスチーム)を襲った強盗「バド・ラド団」との死闘もヒリつく。ボス・ネオンとの決闘のコイントスがカッコいいんだよなあ。アクションも見応えあるし、暴走する砂蒸気をどうやって止めるのか?!父の思いを一度は裏切ったカイトが見せた行動もよかった。

    まだ物語は序章というところ。ヴァッシュの正体とは?!その行く手に待つ者とは?!ひっさびさの再読。かなり内容を忘れているので、いい感じに楽しめそう。

  • 全2巻。トライガンマキシマムへと続く。
    主人公ヴァッシュ・ザ・スタンピードは金髪碧眼・タレ目・泣きぼくろ・丸メガネ・顔芸と様々な属性を兼ね備える。コミカルなネタ顔が多いだけに真面目になった時の表情が一層締まる、壮絶な過去を秘めたムードメーカー。非常に魅力的で、今でも十本の指に入るぐらい好きなキャラです。
    絵は上手いけど荒っぽくごちゃごちゃしてる印象。良く言えば雰囲気で魅せる、悪く言えば色々と説明不足な感じ。でもそれが内藤先生の味。とにかく惹かれます

  • 全2巻(新装版)。不毛の惑星の歴史を巡るSF西部劇。
    掲載紙廃刊のため、ストーリーは凄まじい尻切れトンボぶり。
    (続きは『トライガン・マキシマム』へ。)

    学生時代に友人から拝借して読みました。もー、一撃で虜に。
    個人的に、不殺がポリシーの「イイ人ヒーロー」は苦手なんですがね。脇役・敵役にアクの強い奴らがいっぱい出てきて、全体的なストーリーが秀逸すぎる。
    徳間書店版(=通常版・全3巻)の表紙が好きなので、そちらを購入いたしました。

    バド・ラド団ヘッドのB.D.ネオンの伊達者ぶりにシビれます。

  • もう何度読んだか分からないくらい大好き。

  • 全巻所持

  • 青雲賞を受賞したとてもとても面白いSF漫画です。
    しっかりした作りで安心して読んでいられます。

  • (たぶん)隠れた名作。
    いや、隠れてないのか?

    正直すごく読みづらい。
    しかし抜群に面白い。
    まるで風の谷のナウシカのようだ(内容は全く異なります)。

    SFヒーローアクションものとしてももちろん面白いが、
    家族関係が崩壊している今、
    新しい家族の風景がここにあるんじゃないか、と思った作品。

  • 若き日に出会ってなくて逆によかったと思う。
    ウルフウッドって人はなんて罪作りなんだろうか。

  • 大学時代に友人に紹介してもった本

  • 圧巻。
    それに尽きます。
    どこかレトロなのに、壮絶未来っていうところがねー
    血界戦線もよろしく!

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著者プロフィール

内藤 泰弘(ないとう やすひろ、ローマ字表記:Yasuhiro Nightow、1967年4月8日 - )は、日本の漫画家。神奈川県横浜市出身。法政大学社会学部卒業。トイトライブ主催の一人。代表作に『トライガン』など。
幼いころより漫画に触れ、絵を描いていた。学生時代は同人活動も行っていた。大学卒業後、住宅会社で営業を3年あまり経験した後、専業作家となる。1994年3月、集英社『スーパージャンプ』に掲載された「CALL XXXX」でデビュー。徳間書店『ファミリーコンピュータMagazine』でゲーム『サムライスピリッツ』の漫画化作品を連載。1995年から『トライガン』を徳間書店『少年キャプテン』で連載開始。同作品は1997年1月の『キャプテン』の廃刊によって中断したものの、同年10月に掲載誌を少年画報社『ヤングキングアワーズ』に移し、『トライガン・マキシマム』として連載を再開。2007年に10年に及ぶ連載を終結した。2009年には『トライガン・マキシマム』で星雲賞を受賞。

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