聖・高校生 (4) (ヤングキングコミックス)

著者 : 小池田マヤ

• 少年画報社 (2001年7月1日発売)

感想・レビュー・書評

[どっこいしょさんの感想 · 2013年12月23日]

３巻に引き続き読了。ボーイズバーという名のホストクラブに入り、歌舞伎町の世界へ。他人のことがわからない男が他人の理想を叶える存在となりえるのか。

　負けを認めること。チャラ男の集まりとおもいきや、初めてのホストクラブの体育会系にたじろぐ聖。元来いじめられっ子ということもありましたが、いじめられて少し昔に戻ったように感じて安心する聖にまた少し感情移入シてしまいました。そして、思い出される美園先生の言葉がまた心にくることくること。まず負けを認めること、わからなかったらわかってる人に聞くことなど普通に生きる上で大切なことはすべてあの時に言われていたのが、感慨深いです。負けを認めること、これは少年のときも大人になっても難しいことなんですよねぇ。

　ぶっ飛んでる少女ジュンとの出会いや上に立つものの振る舞いなど逃げた先でも様々な揺れる出会いや成長につながる壁に突き当たるところは聖が波瀾万丈な人生ながら人に生かされている気はしますな。

[maiakiさんの感想 · 2013年1月24日]

購入。