- Amazon.co.jp ・マンガ (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784785932237
感想・レビュー・書評
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2013-9-1
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縹~。:゚(;´∩`;)゚:。
思わず涙が出ちゃったじゃないか… -
相変わらず良い話だなぁとほっこり読んでいたが《しじみ猫》辺りからうるうるし始めて《縹色の猫》で和尚さんの「心が 共にあれば良い事だ」で号泣。
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そんな訳で2巻目。
前巻から登場した猫が苦手な西浦さんが半レギュラーとなってます。
親切だけど他人とはちょっと距離を置いてる感じの十兵衛と、人なつこくて性根の素直な西浦さんの取り合わせは、なんだかちょっとソワソワする。
あ、変な意味じゃなく!
西浦さんが、十兵衛とニタの秘密に気がつくか?!
しかし、今巻は一番最後の話に思わず泣きそうになったよ。 -
十兵衛とニタの凸凹コンビは、どちらもかなり浮世離れしていますが、そこに時々、まっとうな浪人、西浦さんが加わることで、ほどよいバランスが取れています。
猫嫌いながらも人の良さで猫の世話をしているほほえましい西浦さん。
ところで、江戸時代には、人を「~さん」と言ったのでしょうか?
「~どの」とか「~どん」とかではないかと思うのですが。
晩酌しながら三味線をつま弾いている、もはや人間と変わりのないニタ。
秘密を共有しながらも十兵衛と暮らしていられるのは、霊力の強い猫又の、ニタ峠の猫仙人だからということもありますが、十兵衛側にも秘密があるからだと語られます。
猫に育てられた、猫の子だという噂を持つ十兵衛。
ニタだけでなく、普通の猫の言葉もわかるのは、そのせいでしょうか。
「狐の子」と言われた陰陽師、安倍晴明のようです。
女っけがほとんどない割に遊女は大好きという彼。つかみどころのないキャラクターです。
猫が取り持つ身分違いの恋愛もほのぼのします。
猫石の話も泣けました。
この物語に登場するのは、心がきれいな人ばかりで、悪人はいません。
どの話も心にしみます。
欄間から抜け出した猫の話は幻想的でした。
また、最後の化け鼠との死闘が、それまでのほんわか路線とは一線を画するほどの、かなりの迫力でした。
この時代、女性が作った仏像は世に出せなかったとのこと。
今はどうなのでしょうか。
遊女のことを「銀猫」と言ったことを知りました。
「やっとう」とは剣道のこと。「やーっ!とーっ!」からきているそうです。
壁に漆喰で完成させる「鏝(こて)絵」は、伊豆の長八が有名だとありました。
調べてみたら、静岡に伊豆の長八美術館があるそうです。
なかなか江戸ものの勉強になっています。 -
猫好きじゃなくても、猫が飼いたくなりそう。気持ちが温かくなる話ばかりで面白かった。
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癒されたー。笑えて泣けてほっこりする江戸ネコ漫画。ネコ仙人と、長屋住まいのネコ専門絵師のコンビが猫がらみのいろいろを優しく解決してくれます。
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読めば読むほどはまるんですが