魔女と猫の話 (ねこぱんちコミックス)

著者 :
  • 少年画報社
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本棚登録 : 513
感想 : 40
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784785950071

感想・レビュー・書評

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  • 魔法学校に通う女の子は、13歳を迎えると
    自分にとって守護霊となる運命の猫を召喚して
    互いに寄り添い、助け合い、成長していく。

    もうこれだけでステキすぎるっっ!!!
    とページを進めていくと、すべてが素晴らしすぎて
    もう一体何を書けばいいんだろう!ってほどに
    全部全部が大切で愛おしくなるお話っ。

    すずちゃんを中心に、かわいい魔女見習いさんたち。
    それぞれの守護猫とのステキな出逢い。
    食いしん坊のブチ猫ちゃん、小さな綿毛のような猫ちゃん、
    賢い黒猫ちゃん、美しく凛とした猫ちゃん、
    優しく導いてくれるオッドアイの白猫ちゃん。

    どの魔女の女の子と猫ちゃんのエピソードも
    とびっきりかわいくて優しくて、何か大きな出来事が
    ある訳でなくても、あったかさに涙が止まらなくなったり。

    キラキラ輝く風の精霊のフクロウ、
    すずちゃんが守護猫の白羽のために作った
    白羽のブチをイメージしたレーズンサンド、
    美しい清き水の精霊の人魚、
    爽やかで甘くて若い、春にむかう庭のような香りの香水、
    素敵な世界があふれていて、あげていくときりがないぐらいに。

    男性が女性に結婚を申し込む時に、指輪ではなく
    花冠を作って贈るっていうのもステキすぎて
    もー、めまいがしそうほど幸せな時間を過ごしました。

    絵もトーン使いも個性的だったり、手書きの
    カケアミや水彩のように淡い表現があったり。
    魔女の宅急便のように、魔女として成長していく過程の
    キラキラした希望や悩み、不安、喜び、
    たくさんの感情が魔法のように散りばめられていて
    一気に今まで読んだマンガの中で1,2位を争うほど
    大好きな大切な1冊に♡
    ボロボロになっちゃうだろうから、もう1冊買ってこよう!

    自分の子供が生まれて女の子だったとしたら
    思春期になる前に必ず読んでほしい。
    そんな優しさと勇気や大切な思いがぎゅっと詰まった
    ワタシにとって新しい永遠の宝物になった本との出逢いでした。
    読み終わった後に自分の中に広がる世界はまるで魔法です!

  • 人生の岐路や迷い、壁を迎えた時に家族でも友達でもない「パートナー」の存在がいることに、いい年して単純に羨ましいなぁ…と思ってしまった(笑)

    読んでいると肩の力が抜けて「ほわん」と出来ます。
    寝る前に読むと、優しい夢がみれるような…そんな気持ちになります。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「「ほわん」と出来ます。」
      良さそう←読みたい本が大量増殖中。。。
      「「ほわん」と出来ます。」
      良さそう←読みたい本が大量増殖中。。。
      2014/05/29
    • 小梅さん
      私もこの本は、ブクログのレビューを読んで購入を決めました。でも、購入するために積極的に動いたわけではなく、偶然立ち寄った書店に置いてあったの...
      私もこの本は、ブクログのレビューを読んで購入を決めました。でも、購入するために積極的に動いたわけではなく、偶然立ち寄った書店に置いてあったので購入した感じです。
      2014/06/06
  • 魔法学校に通う女の子は、13歳を迎えると自分にとって守護霊となる運命の猫を召喚する。
    しかもその猫ちゃんたちがしゃべるんですよー。
    かわいい!!

    みんなそれぞれ性格が違くてすごく惹きつけられる。
    魔女の女の子たちが猫ちゃんたちとともに成長していく姿もかわいいー。
    猫ちゃんが時たま人間の姿になるんだけど、全部男性なんだよね。
    魔女のパートナーだから常にオスなのかなー?って思った。

  • 一人につき猫が一匹相棒な世界
    (しかもしゃべるから話し相手になだてくれる!)
    こんな相棒がいれば心強いよね

  • 魔女である少女たちと人語を操る猫の出会いと成長を描いた連作短編。仲良し四人組のひとりひとりに焦点を当てた話と、その子達を見守る先生方の話がきらきらした宝石や可愛らしいお菓子のようにぎゅっと詰まっています。猫が人間の男(年齢は様々)の姿になるのも素敵でした。
    ストーリーは勿論良かったですが、絵が細かいところまで描き込まれていてうっとりしてしまいました。
    クッションや絨毯の模様、棚に並んだ本や小瓶。ティーカップ、お菓子、花やハーブ。香水瓶。
    女の子の多くはこういうのとても好きだと思います!細かな説明がないのに物語にぐんぐん引き込まれるのはこうした背景が魔法のように作用しているのかも。
    確かに魔女の宅急便のキキとジジのような関係が好きな人におすすめかもしれません。

  • この作家さんのファンで商業著作は全部持っています。今回もあらすじも読まず作家買い。でも外れたことはありません。その全部が優しくて、心が弱っている時に読むと涙がとまりません。(弱ってなくてもジンワリ感動する)
    今回は魔女見習いの少女達の自分探し。自信がない、理想と違う、私は何者かになれるのかな?という思春期ならではの悩みを抱えて猫ちゃんと共に成長していくお話。
    四宮さんならではの非常に優しい表現です。割と闇というかゾワリとする話も得意な作者様ですが、今回はそのへんかなり抑えてあります。
    しかしドキッとする残酷さがありました。
    一話目、黒猫に憧れていたすずの話。
    理想からはみ出した猫が来てしまったため、その猫の存在を全否定しています…。
    すごくわかる話です。本人は失意のドン底で悲劇のヒロイン、私って可哀想となります。誰でも経験した事があるようなパターン、しかし第三者にとっては何てこの子は残酷なのだろうとヒヤヒヤしてしまいます。
    他の話もそうですね。
    みな若さゆえ視野が狭く、もがいて悩んで良い方向へ辿り着く。そのサポート役を猫ちゃんが担っています。
    個人的には先生のお話が一番好きです。

  • めちゃくちゃ可愛かった。四宮さんにはまた女の子描いてほしいなぁ。

  • 魔女は多頭飼いできないのかな?とか猫アレルギーの魔女って居ないのかな?使い魔の猫はつがいを持って繁殖しないのかな?とか、身も蓋もない事をついつい考えてしまう。それくらい色んな個性を持つ魔女と猫の組み合わせ設定。想像の余地が楽しいです。正直、絵はビミョーかもだけど、猫の表情が味わいがあって細かいとこまで見入ってしまいました。

  • 魔女の子×猫、なんて魔女の宅急便みたい!
    お話も、魔女子さんたちのなりたい仕事(ケーキ屋さん、お医者さん、などなど)に歩んでいく、自分探しがテーマなので、やっぱりオマージュしてるのかな~♪

    魔女子たちは、13才の誕生日に猫を召喚することになってる。そう、この猫たちにちゃんと顔(個性)があって、かわいいのだ!特に医者になりたい眼鏡魔女子×ちんちくりんなちび猫のコンビがつぼでした。

  • ほっこり。猫と魔女の関係性がとても素敵。絵もお話もふわりとした雰囲気で好きです。この学校通いたい…

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