スピリットサークル 4巻 (ヤングキング・コミックス)

著者 :
  • 少年画報社
4.35
  • (30)
  • (25)
  • (8)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 265
感想 : 14
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784785954338

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 滅茶苦茶面白い。
    凄い。
    自分の好みにもマッチした巻でもあります。

    ラファル編開幕。
    というか、SFだ!!!!!!
    初っ端からテンション爆上がりです。
    レイのことで下がった気分を塗りつぶして読みました。

    まず、前巻の感想で「再演」という表現を使いましたが、作中でも似た表現がされていて、やはり計算してやっているんだなぁと。
    同じ縁の中でドラマが展開されるので、共通した関係性と何らかの力学が働いていると感じました。

    ラファル編の話に戻りますが、方太朗編でコーコ、フータ間の憎しみの決着がついたためか、ふたりの間に流れる空気は穏やかです。
    タリオや"弟"の存在など、方太朗編の因果を大きく受けていることが印象的でした。
    特にカロルに付与された恩返し、そして転生を介した恩送りの物語にはハッとさせられました。
    本当に複雑に、しかし読者にしっかり伝わるよう様々な意味付けがされていて、素晴らしいです。
    こうなると、現代の関係性に過去生がどのように影響しているか気になってきますね。

    ラファルの閃きのシーンは、鳥肌が立ちました。こういうの大好き。
    個人的には、実行できる精神力も行動力もないけど、ラファルの仮説には非常に納得感がありますね。
    私は発想的には(カロルに対する振る舞いも含めて)ラピスよりラファル側ですね。

    いやー、滅茶苦茶面白い。
    読めば読むほど傑作ですね、これ。
    次巻も楽しみ。

  • 今個人的に一番おもしろいのはこの作品です。
    「さみだれ」「戦国妖狐」も良いですが本作はそれらにない凄惨さがあります。
    主人公のみる過去生も残り少ないというのにまだ先が読めない展開にぞくぞくしますよね。

    時に水上先生の登場人物のさりげない一言にどきりとさせられることが多々あるんですが...

    これって才能なんでしょうね。

    純粋にシンプルな線で紡ぎだされる物語に没頭させる作品をこれからも期待させていただきたいと思います。

    う~ん、出たばかりなのに次巻が読みたくてしょうがない....

  • 未来生篇。この時間感覚は水上さんらしい。
    そして「魂の輪廻」を描いてきた本作らしい、未来の話。
    すばらしい。
    やっぱ、子どもができると、世界がホントに変わるんだろうなぁ。たぶん。
    魂の輪廻であるスピリットサークルという言葉が、システムの根底にある、と言うのも、おもしろい。
    今後のどっかで発せられるのがまたつながるのかな?
    何にせよ、早く続きが読みたいです!!

水上悟志の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×