図書館100連発

  • 青弓社
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本棚登録 : 261
感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (139ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784787200631

作品紹介・あらすじ

全国の1,500館を超える図書館を訪問して見つけた、利用者のニーズに応えるためのアイデアやテクニックをカラー写真とともに100個紹介する。ユニークな実践を多くの図書館が共有して、図書館と地域との関係性を豊かにするためのアイデア集。

感想・レビュー・書評

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  • 全国の1,500館の図書館にある利用者に応える100の工夫。
    そのアイデアやテクニックを、カラー写真と共に紹介する。
    図書館システム座談会、図書館系業務実績一覧有り。

    小規模から大規模、公共図書館から大学や企業など、
    掲載されている図書館は様々。
    でも、来館者への工夫やアピールへの熱意は同じ。
    展示、書庫の本、イベントから、POPや見出し板の工夫。
    文学全集に収録作家を明示するのは目から鱗。
    観光、地の利、地域の産業、地域資料など、
    その地域の特性を生かした展示や資料収集も。
    全国津々浦々の図書館が、来館者が来易いように、
    使い易いように、多彩な工夫をしているのがわかります。
    ん~でも、小中学校との連携があまり載ってないのは残念。
    良く利用している図書館が載ってないのも、残念。
    2017年の発行なので、コロナ禍以降の状況の続刊を求む。
    感染防止からの工夫も知りたいです。
    利用している図書館も貸借と予約本の受け取りのセルフ化が
    一気に進行しましたから。

  • 「LRG 第4号」で「図書館100連発2」を読んで、おもしろいなぁと思っていた。
    書籍化されたと知って購入した。

    「フツーの図書館」の「きらりと光るいい工夫・試み」を100個紹介したアイデア集。

    本来、いいものはみんなでいいと認めて、共有したいですよね。
    いいなぁ、わくわくします。

  • 図書館で働いているので、他の公共図書館でどんな風に展示やサービスを実施しているかがわかりやすく載っていてとても面白く読んでいます。ただ、一気には読めない。

  • 沢山のアイデアがあった
    参考にしたい

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/689887

  •  

  • ふむ

  • こんなにあります、図書館のアイデア。

    雑誌『ライブラリー・リソース・ガイド』の特集をまとめたもの。お金をそんなにかけなくても、新しい館じゃなくても、大規模な工事をしなくてもできる、ちょっとした工夫が100個掲載されている。しかもカラー写真付きで。

    地元の書店で本を購入できる注文票を図書館に置くというアイデアは、まさに目からうろこ。ほかにも人と本を結び付けるアイデアが満載。

  • まえがきにあるように、図書館を運営するのに役立つアイディアを紹介するというコンセプト。類書はあまり見かけない気がする。蔵王町立図書館「としょかん福袋」、札幌市中央図書館「駅コンコースにカウンター設置」、水俣市立図書館「コンビニにブックポスト」、伊勢市立小俣図書館「月ごとの館内イベント紹介を1年分貼り出す」あたりは面白い試み。私も地元の図書館に対していくつかの意見がある。セット物だと別の棚になっていたりして本が探しにくいとか、POPとかでもっと本を紹介したらよいのでは?とか。他の図書館でも、館内検索機の日本語入力の文字並びが統一されていないので入力しづらい(これは図書館に限ったことではないけれど)とか、OPACページから図書館自体のページにリンクしてないとか、各地域館の紹介ページにアクセス方法や休館日情報、開館時間が網羅されていないとか。東京の図書館はもう少しマシだったことを考えると、利用者が少ないか、利用者があまり気にしていないせいで改善されないのだろうなと想像する。こういったことをもっと気軽に図書館に伝える手段があればいよいのだけれど。

  • 企画が始まって数年経過しているので、既に色々な館で実施されて話題になっているアイディアなども多かったのだけど、面白かった。
    巻末のシステム対談は、「ほんそれ」の一言に尽きる…。世代間ギャップもあるし、苦手意識の有無によるギャップやなんかもトライアンドエラーの障壁になりがちな感じ。話し合って溝を埋めつつ色々試してけるのが理想なんだろうけど、人手不足やなんかで心理的に余裕がなくてできない、というのもあるんだろうなぁ…。
    以下、参考にして試したいと思ったものなど↓
    ・018カードケースの有効利用で、配布物は、もう曲げない
    ・025地域イベントに図書館を「出前」
    ・055書庫内での避難指示を床に
    ・075貴重資料をコピーで見せる
    ・081デザインが持つ“伝えるチカラ”

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著者プロフィール

1973年、東京都生まれ。アカデミック・リソース・ガイド株式会社(arg)代表取締役、プロデューサー。ヤフーで「Yahoo!知恵袋」のプロデュースなどを担当し、2009年に起業して現在に至る。日本各地で図書館のプロデュースに関わる。著書に『未来の図書館、はじめます』(青弓社)、『ウェブでの〈伝わる〉文章の書き方』(講談社)、共著に『未来の図書館、はじめませんか?』『図書館100連発』(ともに青弓社)、共編著に『ブックビジネス2.0――ウェブ時代の新しい本の生態系』(実業之日本社)など。

「2022年 『司書名鑑 図書館をアップデートする人々』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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