- Amazon.co.jp ・本 (185ページ)
- / ISBN・EAN: 9784787210456
作品紹介・あらすじ
スピリチュアル番組や不思議現象番組、宗教団体の過剰報道など、いまや宗教はエンターテインメントとして発信されている。「スピリチュアリティとテレビの共犯関係」「宗教をめぐる報道とステレオタイプ」を軸に、バラエティ化する宗教の実像に迫る。
感想・レビュー・書評
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あまり今までテレビで放映されているスピリチュアルなものに関心がなく、したがってどういうものなのか実態を把握しようとも思っていなかったのだが、本著を通して「なぜあれほどまでに多くの人がスピリチュアルな番組にハマるのか」がかなりわかった気がする。
ようは、人間の深いところ、人間性がどーんと表れる番組が見たいのであって、スピリチュアリティはそれを彩る役割をそこで果たしているのだ。尤も、これはテレビに関わらず言えることではあるが。
また、興味深いことに、視聴者はスピリチュアリティに対するヤジに、かなり自覚的であるということもわかった。というか、スピが好きな人が番組に対して求めているものと、ヤジをしている人たちがバカにしてえる部分が微妙にずれているため、イマイチ深い会話に発展していないと捉えるほうが正確だろう。
江原と細木のスタンスの違いも、見ていない人間にとってはふむふむという感じ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
4〜5
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昨今の江原氏のスピリチュアルブームについて語っている。
でも見る人が喜んでいるのだし、癒されるのだったら、それでいいのではないか。江原さん自身、スピリチュアルカウンセラーと称しているのだから、何が問題なのだろうか。
そして小中学生に見せたい番組にも入っていない。心が癒されるからだろう。日本人はもうみんな病んでいる、疲れているんだよ。時代が求めているんだよ。
それに小中学生だって、ちゃんと分別があるから、むしろああいうスピリチュアルな番組は見ておいた方がよいということも理解しているようだ。