なぜジェンダー教育を大学でおこなうのか: 日本と海外の比較から考える

制作 : 村田 晶子  弓削 尚子 
  • 青弓社
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  • Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784787234193

作品紹介・あらすじ

近年、「女性活躍」が叫ばれる一方で、会社・企業では女性や性的マイノリティーへのハラスメントが後を絶たず、有名大学の男子学生による性犯罪もたびたび報道されている。また、女性蔑視のCM・広告・コンテンツが「炎上」することも多い。「男女格差が世界で111位」という日本の現実を私たちは生きているのである。

ジェンダー・センシティブな視点はなぜ必要か、それを学生が身につけるには教育カリキュラムをどう組み立てるのか、学生たちの主体的な学びをどう引き出して並走するのか。

アメリカ・フランス・中国の大学でのジェンダー教育の歴史や実践例を紹介し、国内の教育の実情、社会人教育・男性学の視点、LGBTIの学生への対応も提示して、ダイバーシティー環境の整備=社会の多様性に直結する大学でのジェンダー教育のあり方を提言する。

感想・レビュー・書評

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    https://opac2.lib.nara-wu.ac.jp/webopac/BB00244515

  • <2021年度男女共同参画推進センター推薦図書>
    ◎信州大学附属図書館OPACのリンクはこちら:
    https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB24100918

  • 大学の授業で紹介され手に取った。海外との比較から、日本のジェンダー教育の現状や課題を理解することができた。また、男性学という視点からの分析は新鮮なものだった。

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著者プロフィール

コロンビア大学教育大学院博士課程修了(教育人類学博士)。現在、法政大学グローバル教育センター教授。専門は、教育人類学、言語文化教育、フィールドワーク教育。
[主な著書・論文]
『人類学・社会学的視点からみた過去、現在、未来のことばの教育――言語と言語教育イデオロギー』(共編著、2018年、三元社)
『大学における多文化体験学習への挑戦――国内と海外を結ぶ体験的学びの可視化を支援する』(編著、2018年、ナカニシヤ出版)
『チャレンジ!多文化体験ワークブック――国際理解と多文化共生のために』(共編著、ナカニシヤ出版、2019年)
『外国人労働者の循環労働と文化の仲介――「ブリッジ人材」と多文化共生』(単著、明石書店、2020年)
『にほんごで文化体験――ことばと文化でつながる』(監修、アルク、2021年)
『フィールドワークの学び方――国際学生との協働からオンライン調査まで』(共編著、ナカニシヤ出版、2022年)
『オンライン国際交流と協働学習――多文化共生のために』(編著、くろしお出版、2022年)
『食で考える日本社会』(共編著、くろしお出版、2023年)
「孤立する留学生のオンライン学習支援とソーシャルサポート――コロナ禍でのボランティア学生の取り組み」(『多文化社会と言語教育』(1)14-29、2021年)
「コロナ禍の『日本留学』――外国人留学生の孤独とレジリエンス」(『多文化社会と言語教育』(2)1-15、2022年)

「2024年 『日本語学習は本当に必要か』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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