20世紀写真論・終章: 無頼派宣言 (写真叢書)

著者 :
  • 青弓社
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  • Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784787271440

作品紹介・あらすじ

森山大道や東松照明、荒木経惟らに伴走し、写真編集者として写真家の奥に隠された精神をも明るみに引き出した渾身の評論集。写真の歴史的・社会的背景を語り、写真家の苦悩と闘いをさぐり、写真というメディアをとおして同時代に発言する写真論の決定版。

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  • [ 内容 ]
    森山大道や東松照明、荒木経惟らに伴走し、写真編集者として写真家の奥に隠された精神をも明るみに引き出した渾身の評論集。
    写真の歴史的・社会的背景を語り、写真家の苦悩と闘いをさぐり、写真というメディアをとおして同時代に発言する写真論の決定版。

    [ 目次 ]
    写真の社会的機能の回復に向けて
    鈍感な影―コンピュータ・スクリーンの冷たい火
    写真の修辞学=身体論―肉眼と知覚世界の見ることの不確かさ
    都市の精神―世紀末の断章
    反解釈の写真―ニューヨーク博物館都市を見る眼
    欲望の精神史―神話から広告写真へ
    「写真」が写真になった日々―あるいはエディトリアル=視覚的興奮の成立 一九六五年前後
    「写真の眼」が確立した日々―一九七〇年前後
    ローマン・ヴィシュニアック―消滅した世界の「記憶」
    記憶の写し絵―ローマン・ヴィシュニアック写真集『To Give Them Light:The Legacy of Roman Vishniac』一九九三年
    「記憶」の力
    世界に関与すること
    現代芸術の地平を歩む写真家・森山大道の非表現者への道
    浜田蜂朗に捧げる―没落への意志の雰囲気
    鈴木清へのオマージュ―“歩行する影”もしくはシャバ世界を名づけるためのたった一語、それは「SOUL」
    応答する精神―“見よ”そして“忘れるな”
    写真よさようなら 義によって立ち止まる―写真という趣味について
    「写真論」序説―「外」の表現

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    [ 参考となる書評 ]

  • 西井一夫が亡くなる寸前に完成した本。遺作。

  • 西井さんはカック良かったなぁ

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著者プロフィール

1946年、東京都生まれ。1968年、慶應義塾大学経済学部卒業。弘文堂を経て毎日新聞社に入社。「カメラ毎日」編集長を経て、クロニクル編集長を担当、『昭和史全記録』『戦後50年』『詳細阪神大震災』『20世紀の記憶』ほかを編集し、2000年に退職、2001年11月、本書刊行直後に死去。著書『なぜ未だ「プロヴォーク」か』『写真的記憶』(ともに青弓社)、『新編「昭和二十年」東京地図』(ちくま文庫)、『暗闇のレッスン』『写真のよそよそしさ』(みすず書房)ほか。

「2001年 『20世紀写真論・終章 無頼派宣言』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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