中居正広という生き方

著者 :
  • 青弓社
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本棚登録 : 94
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784787273796

作品紹介・あらすじ

国民的な人気を誇るSMAPの中居正広。アイドル・アーティスト・MCなど多面的な表情をもち、「一流の素人でありたい」という中居正広の奥深い魅力に、ヤンキー、笑い、野球、結婚、エンターテインメントといった視点から迫り、その真摯な生き方を描き出す。

感想・レビュー・書評

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  • 感情を安定させていたい。それは喜怒哀楽を出さないとか感情を押し殺すとかいう意味ではなくて、いつでも相手の言葉を引き出したり、人の気持ちを受け入れたりできるということ。p48

    今、まさに私もこれと全く同じこと考えていた。
    感情を安定させていたい。
    そのために、書くことについても触れられている。

    このノートには、彼の心に留まったあらゆることがメモさせている。「気になる言葉や文章だけでなくて、いいなと思った音や初めて聞く曲も」メモも対象である。

    さらに

    「書くことは記録というより、書く意識を持つこと、書く習慣をつけることによって、こんなものの考え方があるのかを知ることになって」いる。

    どうやら、新しい未知御事に気づくためにノートを活用しているようだ。うんうん。

  • 中居くんのお誕生日に合わせて読みました。えへへ。(///∇//)←お前いくつだ

    この本を読みながら、うんうん、そうでしょうともと頷くことしきり。

    テレビに普段見せている顔とは違うところでは、読書家であることと、ノートにいろいろ書いていること。

    いろんな人から本を読んだ方がいいよと言われて、読むようになったと昔ラジオで言っていましたね。
    ビートたけしや鳥越俊太郎さんなどから、お勧め本を紹介してもらっていたようです。

    ノートには、気になる言葉や文章だけではなくて、いいなと思った音や初めて聞く曲もメモしていると。
    「書くことは記録というより、書く意識を持つこと、書く習慣をつけることによって、こんなものの考え方があるのかを知ることになっている」
    つまり、忘れないためではなく、新しい未知のことに気づくためにノートの存在は大切だと中居くんは言っています。

    どうです?
    結構中居くんは奥が深いんですぜ。
    ( ̄ー ̄)

  • 古本で買って読む。2015年刊行。
    中居正広という一人の芸能人の半生とダブらせる平成史といった印象。

  • 767.8

  • アイドル・アーティスト・MC・俳優など、各分野の第一線で活躍するSMAPの中居正広。「一流の素人でありたい」という彼の多彩な魅力に、「本」「ヤンキー」「結婚」といった視点から迫り、その真摯な生き方を描き出す。

    解散騒動に合わせて読んだもの。
    解散騒動が始まる前に書いてあるから,そんなに騒がしくない内容。

  • SMAPのリーダーでもあり、スーパーアイドルでもある中居正広の芸能活動を通じて現在のジャニーズ、アイドルとは何かを社会学の見地から書いた一冊。

    読んでいて、MC、俳優、アイドル、歌手、プロデューサーと多彩な才能を第一線で発揮する中居くんの凄さと共にそこには緻密に計算されたものやそこに至るバックボーンも本書で知ることが出来ました。
    また、SMAPの名称の由来がジャニー氏のジャニーズ結成の根源になっていることやダンスしか指導しない方針であることなど知らない話も多くあり、ジャニーズ誕生の話にも触れられており、勉強になりました。

    何気なくTVをつければ中居くんの姿はよく目にしますが、アイドル像が変わる黎明期にデビューしたSMAP、そしてそのリーダーとして裏では努力し、そして緻密に計算されたキャラクターで第一線で走り続けてきたなかでは幾多の葛藤や苦難があったことが本書からもわかりました。

    今年に起きたSMAPの解散騒動でもメンバーやスタッフの方との間で色々なことがあった中で中居くんの姿は最後はやっぱりぶれていないなと感じました。
    これからも中居正広は新しいアイドル像を開拓し続けるフロンティアとして、そしてお茶の間を楽しませて続ける存在としてどんなことをしてくれるだろうと期待を本書を読んで強く感じました。

  • 今月のエンタメニュースで何かと話題だったSMAPのリーダー、中居正広についての本。
    前から思ってたけど、この本を読んでより一層、器用に振る舞いをわけることができる人なんだなと強く思った(そんな人がどうしてあんな謝罪をすることになったのか……)。
    読書家だったのは知らなかった。ファンには有名らしい。確かに、『中居正広のザ・大年表』という番組を見てると、意外と勉強熱心なんだろなとは思ってたけど。
    後、中居君はジャニーさんのことを嫌ってるわけではないんだろうなということも思った。今月の報道を見ててジャニーさんに対してはどう思ってるんだろうと思ったけど、そんなこと考えてもしかたがないか。ちなみに、先日読んだ嵐の本(嵐、ブレイク前夜)にはメリーやジュリーの名前があちこちに出てきたけど、この本にはでてこなかった。
    他に、ジャニーズJr.が受けるレッスンはダンスだけであり、歌と演技のレッスンはないというのは初めて知ったけど、言われてみれば確かにレッスンの話を聞く時はダンスばかりだなと納得。まあ、歌唱力に力を入れてるわけではないというのは中居くんを見ればわかるけど。

  • SMAPラブ

  • 中居担が大真面目に中居正広についてやりたい放題語ったという感じでジャニヲタとしてはとても面白かった。
    あーわかる!と思うこともあれば、共感できない部分もあったけれど、おんなじ趣味の人が自分の担当について熱く語っているのはすごく興味深かいし楽しい。

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著者プロフィール

1960年生まれ。社会学者・文筆家。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得満期退学。テレビと戦後日本、お笑い、アイドル、メディアと社会・文化の関係をテーマに執筆活動を展開。著書に『社会は笑う』『ニッポン男性アイドル史』(以上、青弓社)、『アイドル進化論』『紅白歌合戦と日本人』(以上、筑摩書房)、『SMAPと平成ニッポン』(光文社新書)、『芸人最強社会ニッポン』(朝日新書)、『攻めてるテレ東、愛されるテレ東』(東京大学出版会)ほか多数。

「2021年 『すべてはタモリ、たけし、さんまから始まった』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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