- Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
- / ISBN・EAN: 9784787291608
作品紹介・あらすじ
ある日はあこがれの古本を獲得し、ある日には掘り出し物の高値に手が出せず、またある日には垂涎の古本のために全集を売り払い、ときには親友をも欺き、家族の不評を買い、風呂につかって読むのは古書目録。哀歓にあふれた行間から文学愛読者の素顔がのぞく。
感想・レビュー・書評
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古本を求めて東へ西へ。即売会に飛び込み、店主とのかけひきにあけくれ、お風呂でも目録を読みふける…。古本とともに起き古本とともに眠る日々の喜びとほろ苦さを綴る日記。書物雑誌『sumus』の連載等を一冊にまとめる。(アマゾン紹介文)
すでに読了している『定本~』とほぼ同じかと思ったら、2章以降は全く違って驚いた。
ただ、2章3章はそれぞれ詩人・作家の紹介になっているので、興味がないと飛ばしがち(私は飛ばした)。
4章、岡崎武志さんとの対談は面白かったので、こちらはこちらでほしくなる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
古本に対する情熱が伝わってくる。木山捷平についての記述は共感できた。
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古本屋にかける情熱を綴った日記。
最近の、どころではなく古い本達。
やっと手に入れた、見つけた、と一喜一憂する様は
ものすごく共感できます。
最近の本はすぐに書店から姿を消してしまうので
そういう意味ではネットは便利ですが、やはり
己の手で見て購入したい物。
とはいえ、あちらとこちらとでは、かなり難易度が違いますが。
そんな泣いたり笑ったりな一章ですが、その次は本の紹介。
そして座談会のようなもの。
なので、読んで共感できるのは最初だけ、でした。 -
山本善行さんを初めて知った。本の虫の感想は面白いなあ!下鴨納涼古本まつりについても。
各地の古本イベントや古書店との関係など、本好きとしては羨ましい話ばかり。
そんな本との付き合い方を眺めながらにやにやした本だった。 -
古本泣き笑い日記というぐらいですから、連日、古本屋巡りや古書市に出かけたりして、
大量の本を買っていらっしゃいます。
こんなに大量の本を買って、それを全部読めているのか疑問だったのですが、
どうも全部読んでいるというわけではないようですね。
読むために買うのではなく、集めるために買うみたいですね。
もちろん、ちゃんと読む本は読むみたいですし、
既に読んでいる本も多いようですが。
作中に大量の本の名前が出てきますが・・・
私の読んだことのある本は全然ありませんでした。
そのうち読んでみたいですね。
古本というぐらいで絶版本とかもあるようですが、
再録された本なども沢山あるでしょうし。
なんにしても私は図書館頼りで自分ではほとんど買わないのですが。
それでもたまに図書館で手に入らない本もあり、
古本店にはお世話になっています。
だから古本には興味はあるのですが。
この本の方々の真似はできそうにないですね。
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仕事の帰り、家の近くのコミックパレスに寄る。深夜まで開いているので、
疲れた身体を安い古本を見てリフレッシュさせる。古本浴だ。
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2009年4月読了。