わにになった子ども

  • 新樹社
3.39
  • (3)
  • (3)
  • (10)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 49
感想 : 8
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784787585844

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ごく普通の男の子が、ある日わにに変身するお話です。…というのも着ぐるみなのですが。お父さんやお母さん、学校の先生など周りの大人たちのその子を見守る優しい目線に、読んでいるこちらが安心感を感じました。背の高い子、低い子、車いすに乗った子、髪や肌の色もさまざまな子供たちがいます。そしてわにの子供も一人。裏表紙ではみんなが輪になって踊っています。この絵本に登場する大人たちのように、私たち自身が理解ある大人となって子供に接し、のびのびと育つ環境を作ってあげることがとても大事なのだと感じました。

著者プロフィール

1954年、アメリカのヴァージニア州に生まれる。
大学卒業後、図書館員などを経て本書を発表し、コールデコット賞オナーを受賞する。絵本、詩、幼年童話、小説などで、幅広く活躍。『メイおばちゃんの庭』(あかね書房)で1992年ボストングローブ・ホーンブック賞、93年ニューベリー賞を受賞。ほかに『ヴァン・ゴッホ・カフェ』〈小石通りのいとこたち〉シリーズ(以上、偕成社)『名前をつけるおばあさん』『ゆき』(以上、新樹社)などがある。

「2012年 『わたしが山おくにすんでいたころ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

シンシア・ライラントの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×