明治、このフシギな時代 2 (新典社選書 84)

制作 : 矢内 賢二 
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784787968340

感想・レビュー・書評

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  • 明治という時代の文化史を、「演劇」「美術」「文学」「音楽」「暮らし」という切り口で解説する。

    とりあえず学生や一般の人が入門のために読んでみて、その分野に興味を持って貰う目的で編纂されているので、とにかくとっつきやすくて良かった。概況をコンパクトにざっと掴めます。

    演劇:九代目團十郎を軸に、明治の活歴など演劇改良の辺りに触れる。
    美術:三越で行われていた美術展について、その背景を理解する
    文学:当時の文学作品から、江戸時代の遊女との遊戯的な「色恋」から、明治の「恋愛」へと変わっていった価値観の変遷
    音楽:近代化教育の中での「唱歌」の成立について
    暮らし:日本人の「はだか」と外国人の視線

    ざっとこんな感じのテーマの話が楽しめます。

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著者プロフィール

1975年札幌市に生まれる。慶應義塾大学大学院文学研究科美学美術史学専攻アート・マネジメント分野修了。江戸東京たてもの園学芸員、東京都江戸東京博物館学芸員・資料係長などを経て現在、法政大学兼任講師、静岡文化芸術大学文化政策学部芸術文化学科准教授。
主要著書など
・『図説 東京流行生活』(共著、河出書房新社、2003年)、『維新の洋画家 川村清雄』(共著、東京都江戸東京博物館、2012年)、『明治、このフシギな時代』(共著、新典社、2016年)、『明治、このフシギな時代2』(共著、新典社、2017年)
・「三井呉服店における高橋義雄(箒庵)の美術館構想と美術鑑賞教育―欧米留学と日本美術の発見」(三田芸術学会編『芸術学』15号、2012年)

「2021年 『企業と美術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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