夏井先生の紹介で、西暦2000年問題の際に、岡村先生に名古屋で講演をしていただいたことがあります。よくコンピュータ、ネットワークまわりを勉強されていて、たいへん役に立つ講演会ができました。技術的な問題で、何を対応して何を対応しなくてもよいかは説明できますが、それが法律的にどのような意味を持つ可能性があるかは、法律の専門家の方から話していただかないと説得力がないことが分かりました。
本書も、法律家という視点でのお話ですので、技術者としての視点での話を合わせて読まれることをお奨めします。技術に関連する法律の扱いの難しさを知るきっかけになっていただけると幸いです。