ジェンダーの社会学―女たち/男たちの世界

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著者 : 江原由美子
  • 新曜社 (1989年5月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784788503397

ジェンダーの社会学―女たち/男たちの世界の感想・レビュー・書評

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  • ジェンダーにまつわる身近な話題を導入として取り上げた、社会学の入門書です。1989年の刊行で、柴門ふみのイラストが時代を感じさせます。

    もっとも、扱われている内容そのものは、それほど古びた感じはないのですが、気がついたのは、現代のこうした入門書であれば至るところに見いだされると思われるフーコーについての記述が、ほとんど見られないということです。わずかに「感性リアリティとジェンダー」と題された第6章の結末部分に名前が登場し、コラムでその人となりが簡単に触れられているにすぎません。

    「日常生活とジェンダー」と題された第1章を執筆している江原由美子がフーコーの代わりに繰り返し参照しているのは、シュッツやバーガーらの現象学的社会学ないしエスノメソドロジーです。この立場は、社会のメンバーが現実の社会的場面でその場を構成しているさまざまな方法に着目し、人びとが内面化してしまっている規範や価値がどのような社会的相互行為に基づいているかを明らかにします。江原はこの本の中で、性別役割分業や性差別といったジェンダーに関わるさまざまな社会的現実を、こうした現象学的社会学の観点から分かりやすく解き明かすことをおこなっています。

  • 資料室蔵書
    1章:やや言いすぎに感じる点もいくつかあったが、本人も述べている通り珍しい視点からジェンダー論を展開しており読みやすく理解しやすかった
    2章:コラムが的外れの印象が強い
    3章:家事等からの視点 家族論の視点が面白い
    4章:よく知られている女性と市場労働 まぁふつう
    5章:これもさほど新規性はないかな
    6章:難解で少しわかりにくかったが、おそらく僕の意見とほぼ一致していた章 言葉で書くとよくわからないなといった印象

    全編を通じて、独自の視点や論の展開が多く、かなり興味の惹かれる図書といった印象

  • 日本人における「母」の位置づけ、母性の定義などが参考になりそう

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