間違いだらけの学習論―なぜ勉強が身につかないか

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著者 : 西林克彦
  • 新曜社 (1994年5月12日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (195ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784788504882

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間違いだらけの学習論―なぜ勉強が身につかないかの感想・レビュー・書評

  • 1994年刊行。13年間(2007年)で17刷目で、実は隠れたベストセラーだろうか?。もちろん、内容は刷数に恥じぬ良書である。◆本書においては、学習における知識の意義やそれら連関の有用性を解説。すなわち、認知構造の中にある人の知識・経験が、学習事項の意味づけを可能にし(有意味化)、無意味化学習よりも学習の質が向上するのだ。しかも、有意味化とは、法則的知識(学習対象よりも上層の抽象的な知識?)に学習対象を結合させることであり、学習対象の有意味化を理解したと考えるのだ。ただ、学習対象が複数の時はどうか。
    持っている法則的知識では複数ある学習対象を抽象化・一般化できない。それら学習対象全体を包含・結合させる知識(接続的知識)が必要になってくる。「理解すること」を、こういう風に解釈しているようだ。このような「知識」の意義を見れば、個々の知識が果たすべき機能は場面や意味内容により異なるのだろうが、①知識が多いこと、②ある知識に関連した知識を、多様に、網の目状に認識していることは、学習効率・効果を上昇させることにつながると理解できる。首肯するところ大である。

  • 第3章だけ読んだ。4,5章も流し読み程度はした。
    話題に挙がっているのは「項目間に必然性をつける理解」のみであり、確かに学校教育においてはその種の理解が多くを占めると思うが、学校を離れて考えるとどうだろうか。他の理解(難しい概念、議論を理解することなど…)はこの範疇にはなさそう。
    理解の条件として「応用ができるか」を重視しているのが印象的で、その基準として改めて考えてみると自分の知識の中にも丸暗記しただけで「理解」には至っていないものがたくさんあることに気付かされた。
    理解、有意味化、確信と理解と似ているけど違う概念を分類していたのはなるほどと思った。
    4,5章ではこの理論をいかに学習に役立てるかという議論になっていたが、教える内容そのものをどうするかという議論になっていて自分の研究には関係がなさそうだった。
    しかし頷ける指摘ばかりで、「詰め込み教育の問題は詰め込めていないこと」という指摘にはなるほどと思ったし、「受動的学習は悪くない」という指摘には共感した。

  • 間違いだらけの学習論

  • 実際に行われた実験の例を元に、学習法について書かれています。

    問題から答えの暗記ではなく、既存と知識と、あたらしく得られた知識を結びつける重要性が書かれてあります。

    Aの答えはBというのではなく。Aの問題を解決するためにCの環境から考えて、Bに至ったと学習することで、使える知識としてまた、あとに残る知識となる。

    137ページの「何」と「なに」の話が、よくわからなかったです。

  • 「学習対象は少ないほどやさしいか?」「見れば、見えるのか?」「賞罰は学習を促進するのか?」など、学習論の「常識」と思われていることを一つ一つ論理的に考察している本です。
    「ゆとり教育」のような空っぽな学習論ではなく、学習者が理解を深めるために何が必要かをしっかり学べると思います。
    教師を目指す方におススメの1冊です!!

  • 「詰め込み教育」の問題点は「詰め込めていないこと」にあったんだと考え方を変えてくれた一冊。
     「知識」と「知識」を結びつける。これからも意識したいと思います。

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間違いだらけの学習論―なぜ勉強が身につかないかの作品紹介

受験勉強でさんざん覚えた歴史年表、三角関数、英単語…喉元すぎればすっかり忘れてしまうのはなぜ?皆が信じ込んでいる間違った学習論を捨てて、効果的で能率の良い学習法を身につけるために。

間違いだらけの学習論―なぜ勉強が身につかないかはこんな本です

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