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- Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
- / ISBN・EAN: 9784788505063
作品紹介・あらすじ
メディアの多元的なディスクールと、その諸層へ個々人がインターフェイスする情報空間のドラマ。
感想・レビュー・書評
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新しいメディアの登場によって、われわれの社会的経験の時間的ないし空間的構造や、身体性、コミュニケーションのありかたにどのような変容がもたらされるのかという問題について論じている本です。
本書の議論は、現代においてメディアがますます発展しつつあるという事実によって動機づけられているということはできると思いますが、とりあげられているのは電話や蓄音機、あるいは広告といった、やや古い時代のメディアによって人びとの行動様式が変化した事例も多くとりあげられています。それだけに、メディアにかんする社会学的考察が論じるべき根本的な問題とはなにかが、はっきりと示されており、刊行からかなりの歳月を経ているものの現在でも学べることの多い内容だと感じられました。
また、戦前において民族娯楽研究に手を染めた権田保之助や、戦後において「限界芸術」を論じた鶴見俊介の議論についての考察も含まれており、過去の研究との比較を通して、現在のメディア論の特徴について学ぶことができたように思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
音響文化論[Sound Culture]
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古い本だけど悪くない、ただ事例紹介の説明が多くも思う。もう少し量が少ないと良かったな、、
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