開発と生活戦略の民族誌―ソロモン諸島アノケロ村の自然・移住・紛争

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  • 新曜社
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  • Amazon.co.jp ・本 (374ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784788512245

作品紹介・あらすじ

◆貧困観をこえた等身大の開発◆

モバイルギアとカメラを手に、南太平洋ソロモン諸島アノケロ村でフィールドワークを重ねてきた著者のライフワークが本書に結実しました。村の人々は半栽培、重層的コモンズなどの環境的しくみを守って熱帯林を利用し、安定した自給生活を送ってきました。それと同時に、出稼ぎや移住によって多様な現金収入の道を探り、戦争や民族紛争すら自分たちの移住計画に取り込んできたのです。アノケロ村の生活戦略には、不安定な現代世界の動向に左右されない生活保障とリスクの回避を、自分たちの力でかちとるたくましさが息づいています。焼畑、森の生活、川遊び、ココヤシ栽培、マーケット、学校、選挙まで生活感あふれる写真満載。著者は北海道大学大学院文学研究科教授(環境社会学)。

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著者プロフィール

1961年生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。博士(社会学)。北海道大学大学院文学研究院教授。
著書:『歩く、見る、聞く 人びとの自然再生』(岩波書店、2017年)
   『かつお節と日本人』(共著、岩波書店、2013年)
   『なぜ環境保全はうまくいかないのか』(編著、新泉社、2013年)
   『開発と生活戦略の民族誌』(新曜社、2011年)

「2023年 『小さな民からの発想』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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