日本語は映像的である-心理学から見えてくる日本語のしくみ

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著者 : 熊谷高幸
  • 新曜社 (2011年10月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784788512580

日本語は映像的である-心理学から見えてくる日本語のしくみの感想・レビュー・書評

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  • きっかけはテレビで見た文化心理学(文化の違いは、考え方の傾向にも影響する)に興味を持ったことから。
    著者は発達心理学畑の人で、日本語学の中だけでは説明しきれなかった部分を、新たな見地から補足することに成功している。
    図やイラストを効果的に用いて、日本語の構造、あるいは日本語と英語の捉え方の対比などが説明されており、とてもイメージしやすく、頭に残りやすかった。

  • 「なるほどねー」と思うのは気持ちいい。ミステリを読むのとはまた違う脳の部分が快感なんだと思う。

    発達心理学が専門の著者が、心理学の分野からみた日本語を分析してます。
    なにせ日本語論の基礎知識もないし、多言語との比較といわれても学校で勉強した英語と生まれついて駆使している日本語以外の知識が皆無のわたしだよ。判るのか?と思いつつ読みましたが、結構愉しく「なるほどねー」と読み終わりました。

    なんで日本語は主語、目的語、動詞の順番なのかとか、相手によって言葉を使い分けたり、「ぼく」「わたし」「おれ」なんて主語の種類がやたらとあるのかとか……。不思議に思ってるところはいっぱいあって、快刀乱麻とはいかないまでも、なにかしらの道筋がみえるようで面白かったです。
    日本語は俯瞰図よりハンディカム映像的な言葉らしい。
    なるほどねー。

    北山修さんの「あの素晴しい愛をもう一度」が引用されていて、わたしなら小田和正さんの「♪あの日 あの時 あの場所で♪」を思い浮かべるなと思ったことも書いとこう。
    今度は著者の「発達心理学」の本を読んでみようと思います。

  •  日本語とはどのようなものなのか。その特性や構造、英語との違いを例文を用いわかりやすく説明しています。
     「は」と「が」の使い分け、日本語における言葉の省略など。なぜ日本語は映像的であるのか、著者の主張が読み取れます。
    (教育学部・理科専修/匿名希望)

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日本語は映像的である-心理学から見えてくる日本語のしくみの作品紹介

◆発達心理学の視点から「日本語」の成り立ちに迫る!◆

発達心理学では、コミュニケーションの基本は子どもと大人が目の前の共同の対象に興味を向けることとされ、これを「共同注視」とよびます。本書では、言語の基礎は子どもがことばを使い始めるときのこのシンプルな形にある、というところを出発点に、日本語の特徴を探ります。日本語の映像的な特性を英語と対比しつつ解き明かしていく過程は鮮やかで、主語の省略、敬語の多さの理由も、共同注視という視点から見事に説き明かされます。これまで光が当てられなかった側面に注目した刺激的な日本語論であり、日本人論としても楽しめる一冊! 著者は自閉症の言語研究で知られる福井大学教育地域科学部教授。

日本語は映像的である-心理学から見えてくる日本語のしくみはこんな本です

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