- Amazon.co.jp ・本 (289ページ)
- / ISBN・EAN: 9784788711570
感想・レビュー・書評
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1,子供が、自分のことを大切だと思って居てくれる人がこんなにいる。と感じ、自分にも大切な人がこんなにいる。と実感できるように、保護者は協働と役割、そして大切な一との出会いを子育ての場に用意し、人とのつながりの圧倒的な実感の威力をぶつけていく。
2,近隣の人から大切にされた経験は、子供の心の中に長く残り、成長の過程における社会性の取得に大いに役立つ。
3,心配なのという心情や言葉は、相手を認めていない事が伝わり、保護者の気持ちが空回りしてしまう。・・・支配感情。 子供は当然、拒否する。
4,悪いことをやったことは子供の責任であり、保護者はそれを支援し、励ます役割を担うことしか出来ない。役割の明確化。
5,親の背中を見て子は育つ。何気なく見ていた両親の生き方や人への接し方は実感となり、価値あるものとして自分の身となって行く。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
図書館で借りた本。もっと実際のデータが多いとよかったかな。
基本的に、教育者である著者の経験や持論の記述があり、それをふまえた上でのこれからの子育て法がいくつか紹介されていた。
大筋では賛成。とくに、近所や地域共同体の運営に積極的に参加して、地域とのつながりを高めることが大切という点。
…しかし、元々は、著者の世代(団塊)の人たちが田舎から出てきて、地域をないがしろにした世代じゃないのかなー、その子供たちが地域を省みないのは当たり前なんじゃないのかな、そういう反省はこの人はお持ちじゃないのかな、とちょっとくさしてみたくなりました。