佐藤優の「地政学リスク講座2016」 日本でテロが起きる日

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著者 : 佐藤優
  • 時事通信社 (2015年11月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784788714434

佐藤優の「地政学リスク講座2016」 日本でテロが起きる日の感想・レビュー・書評

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  • テロや地政学がらみの時事テーマについてわかりやすく解説していて面白かったけど、内外情勢調査会の講演会がベースであるからか、少しあっさりしている。ぐいぐい引き込まれるというよりさらっと読める感じ。

  • 表題の「日本でテロが起きる日」の話題はほんのちょっとだけなのは御愛嬌…w

    とは言っても、最近のロシア、ウクライナ、中東情勢などの著者から見た事情も書かれているので、その辺に興味のない私としても勉強になった。

  • テロ勉強会、ISがらみで。
    講演集なので浅く広くという印象。

  • 2016/06/23
    移動中

  • 日本でテロが、、メモ


    とにかく分かりやすい文章で書かれている。池上彰さんを意識したのだろうか?

    ただ、題名にある、日本でテロが起こるという話は、第1章30ページほど。
    後、集団自衛権のこと沖縄(著者のお母さんの体験は興味深い)の話、ウクライナ、イスラム国、ロシアの話。
    ムネオハウスの話もあったりで佐藤さんらしい話が多い。

  • アルカイダやイスラム国は、本格的に世界を一つのイスラムにしようとしており、世界イスラム革命を始めようとしている。これは戦争だ。という見立てで、一本筋が通った論調になっている。

    『既存の国際法を遵守し、国家主権、基本的な人権、市場経済といった価値観を維持している全ての国家体制に対して「イスラム国」が宣戦布告をし、本格的な「戦争」が始まったと見るべき』と論じる。

    イスラム国が始める、と決めた時点で巻き込まれざるを得ないこの戦いは、新たな21世紀型の戦争なのだ、ということを肝に銘じるべきだと感じた。

    新たに勉強になったのは、佐藤優氏のイスラム国の永続性に対する考え方。「生産」の思想が全くない、収奪の思想しかない、というもの。世界中を席巻したとしても、寄生虫と同じで宿主が死んだら死んでしまうのだ、と説く。

    今イスラム国に「生産」という概念がないのかは把握できないが、新たにモノを作るようになれば、よりイスラム国の本気度が増した、脅威が増したと捉えて差し支えなさそうだ。

    最後の2〜3ページに記載のあった、日本の教育に対する課題については、別の本の中でより詳細な考えを確認したい。合わせて対策を論じて欲しい。

  • 地政学リスク・・・半分くらい理解できたようなできなかったような。長らく鎖国してた島国日本と大陸人はやっぱり違うよなー、そう思うと鎖国って平和でええわー。でも日本にも昔から反体制団体も反社会勢力もカルト集団もわんさといるから、沖縄に北方領土になんやかや、実際リスクだらけだけどつい忘れがち。これも平和ボケの症状でしょうか。

  • 毎日の新聞やテレビのニュースだけでは分からなかった事が少し理解できた気がします。

  •  今年、東海道新幹線の中で起こった焼身自殺、犠牲者を一人巻き添えにした事件はテロの新しい形だと思った。

     村上龍「オールドテロリスト」では、殺人をそそのかされた若者が町で殺人を実行したのちに自殺する。そんな事件が多発する日本を描く。

     現に秋葉原の歩行者天国にトラックで突っ込み、包丁振るって何人も殺した奴がいたのは記憶に残る事件だった。

     放っておかれる日本の貧困、抑圧されるままにされると人は自暴自棄になる。

     幸せとか何か、そんな簡単な問いへの答えも持たないまま時間だけが過ぎて絶望と鬱屈だけが渦巻いている。

     地政学リスクに加え、世界的に自国民によるテロに怯える未来にはなってほしくないものだ。


     さて、日本でテロが起きる日と題した本書では巻頭に以上の自国民によるテロのリスクが示されているが、全体的には世界の地政学リスクについて書かれている。

     やはり最近の話題であるISについて、そして最近忘れられているがロシアとウクライナの関係についても書かれている。


     この中で気になる記事は日本における地政学リスク、沖縄の基地問題についてだ。

     基本的の俺の立場は反中央、反東京なので、この問題に対しては東京の沖縄に対する上から目線がすげぇムカつくのだ。

     あんな小さい島に日本の75%の基地があることが、まずおかしいと思わないのか?

     それを「日米が合意したことですから」と原則論で、政府と県が双方に裁判所に訴える事態になっている。
     
     それは司法が解決する問題ではないだろう。

     日本には無人島なんていくらでもあるし、わざわざ辺野古を埋め立てて新しく滑走路を造るんだったら、無人島に基地作っちゃったほうがいいんじゃない?


     なんで沖縄にこだわるのか。先日読んだ本だと、韓国からもフィリピンからも追い出されたアメリカ軍を唯一迎えているのが日本だから。

     しかも、沖縄のリゾート暮らしが兵士にとって心地よいから。なんだってさ。

     確かに、去年の年明けに自転車ツーリングで沖縄一周したとき、北端のやんばるあたりをバイクで爆走していたアメリカンは楽しそうだったからな。


     あとは沖縄にこだわるのは、辺野古に核兵器があるのか。もしくはあるとフリをするためか。

     福井晴敏の亡国のイージスの三部作の始まりは、辺野古で起きた謎の爆発事故が始まりだった。

     核兵器がある、もしくはあるように見せかけるために辺野古でなければいけないのかもしれない。


     但し、このままの状態だと沖縄と政府の対立は深刻化するばかりだ。

     翁長知事は基地反対で政府と対立しているが、知事は抑えになっていると思うのだ。

     裁判所も政府の意向通りで辺野古の埋め立ては止まらないと思うが、翁長知事の抑えがなくなったときに反対運動が過激化しないといいのだが。


    池上永一のテンペストでは琉球処分についてよくわかる。タイミングが外れていれば沖縄は中国に付いていてもおかしくなかった。

    沖縄は無理やり日本に併合されたという事実があり、400年過ぎてもこの問題が尾を引いている。


    東京という中央は地方に対しての上から目線を止めることがない。

    日本の地政学リスクはじわじわ広がる地方のルサンチマンから生じることになりそうだ。


    本当の異常時に、日本の対処能力が低いということは大震災で露呈された。

    リスクを一つずつ潰していかなくてはいけないのに、そのリスクを増やしていってどうする。

  • 内外情報調査会

    グローバルジハード論
    アルカイダの考え方 世界をたった一つのイスラム抵抗にする

    あまり民族とかそういくことを考えないで生きていけるのが日本

    1951サンフランシスコ講和条約のとき 本土の基地90%沖縄
    1972 50% 50%
    現在は 26% 74%
    普天間の海兵隊はもともと岐阜県と山梨県にあった

    エリック・ホブズボウム 20世紀の歴史

    ウクライナ人はかつてロシア帝国の版図とハプスブルグ帝国の版図の両方にすんでいた。自分たちがロシア人かウクライナ人かよくわかっていない

    西ウクライナのガリツィアがキーワード


    19世紀ロシア ウクライナ語禁止 ソビエト政府はウクライナ化進める

    ハプスブルク帝国は 多言語主義 ウクライナ人はウクライナ語

    宗教 ガリツィア カトリック

    フランシスコ・ザビエル イエズス会をつくり軍隊式の訓練をしてプロテスタントをやっつけろと言って戦った

    正教とカトリックの違いは司祭が結婚できるかできないか

    nepotism 縁故採用 nephew 甥に権力をゆずる

    ウクライナ人 第2次世界大戦で2つの陣営にわかれて戦う

    ソ連との関係悪化をおそれてウクライナからの亡命者をヨーロッパ諸国アメリカを受け入れない。受け入れたのはカナダとブラジル カナダのエドモントン

    カナダのウクライナ人 ウクライナ語を話せて、ユニエイト教会の信者

    遠隔地ナショナリズム

    ウクライナがNATOにはいるとロシア仕様の兵器に関する情報が全部米国に流れてしまう

    2014/7 ベルリンのアメリカ大使館のインテリジェンス責任者を国外に追放 友好国のスパイ活動が摘発されるのは珍しい

    情報機関が話を出すというのは、極端な話、開戦前夜みたいなもの

    アルカイダとイスラム国は内ゲバ

    スンニ派(主流)とシーア派
     シーア派 イランの国教12イマーム派
     スンニ派
      ハナフィー派 トルコ
      シャーフィイ―法学派 インドネシア、ロシアの北コーカサス、チェチェン、イングーシ、タゲスタン
      マーリキ法学派 エジプト、チェニジア、モロッコ、マグレブ諸国などアフリカの北
      上記3つは他宗教との折り合いがうまい

      4つめハンバリー法学派 原理主義、過激派の95%はここからでている

      コーランとハディース(ムハマンド伝承集)

    下降史観(昔はよかった)、進歩史観、循環史観


    ワッハーブ派はサウジアラビアの国教

    ロンドンの結婚斡旋所 イスラム教では4人まで結婚できる、4人目を空けておいて、この子と結婚2時間、慰謝料3万円

    カタール イスラム国、アルカイダにみかじめ料

    ビンラディンやグローバルジハード戦争は イスラム教徒VS それ以外

    イラクのアルカイダは、イスラム教シーア派も敵だ、インチクイスラムだ

    シリアのバッシャールアサド 自国民に対して毒ガスを平気で使う もとは眼科医 英国で教育をうけている

    シリア アラウィー派 イスラム教徒は少し異なる、土着の山岳宗教 悪いことをしたら、次はトカゲに生まれ変わる輪廻転生説
    第一次大戦後フランスの委任統治
    アラウィー派はもともと差別され社会の底辺だったが、指導者になった
    婦人はスンニ派でスンニ派を味方につけようとしたが失敗
    シリアには野党勢力がない ムスリム同胞団は皆殺しにされた
    自由シリア軍は半グレ集団

    サウジアラビアとカタールが支援する半グレが、結局イラクのアルカイダに乗っ取られ、イスラム国ができた

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国際情勢が分からないのは、読み解くために必要な文化・歴史・宗教の「見えない膜」がニュースの裏側にあるからだ。「あれはイスラムだからしょうがない」「ロシアだからよく分からない」…分かるものしか理解しようとしないのでは重要なことを見失う。すべて話した!会員制講演を集大成。

佐藤優の「地政学リスク講座2016」 日本でテロが起きる日はこんな本です

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