- Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
- / ISBN・EAN: 9784788789302
作品紹介・あらすじ
変死体を扱って34年の監察医が初めて明かすミステリアスな事件の数々。
感想・レビュー・書評
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何時死んでもええかなw (嘘)
ってな事で、上野正彦の『死体は語る』
死体に纏わる短編集(笑)
警察24時や未解決事件簿、謎の殺人事件等を観てるみたいw
昔の本じゃけど今でも通じる死体が語る死に方、殺され方、死ぬ事殺される事によって家族や周りの人々に与える影響、利益、損害等が分かる内容。
もしかしたら周りの人間の死は自然死じゃないかも……って考えさせられます
2018年26冊目詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今を去ること30余年前、職場の回覧文書の中に『厚生福祉』があった。業界紙で、厚生省(当時)の動向や、福祉施設などの紹介がされる中で、著者の連載が異彩を放っていた。法医学、監察医制度、行政・司法解剖がどのような意義を持っているかを、著者の経験を交えた具体的な文章で知ることができた。この読書経験が、現在まで医療系や警察小説を読み続けてきたことを支えている。しかし、現実世界では、著者が願った監察医制度は充実していない。海堂尊氏の提唱した死亡時画像診断は、死者の人権を守る意味で有意義だと思う。
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当時のベストセラー。「死体を診る方が楽だ。生きている人間は死ぬ危険性がある」という一文でもう。歴史の目撃者。
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元東京都観察医務院長のノンフィクション作品。
検視によって、亡くなった方の「人権」を擁護する役目があることを学びました。
「解剖なんかなんでするんだろう?」という疑問が解決できます。
知識の補充が出来て良かったです。 -
前に読んだものと内容はほぼ同じ。死者の死因を解明すれば法医学者の仕事は終わりではない。数分の死亡時間の差が遺産問題を引き起こし、当たらな恨み、怒りを生み出す。だからと言って情で解決できるものでもなく、判断が難しいところだ。
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結構ふるい本なので、感覚の違いみたいなものは感じるけど、それ以外は面白く興味深く読んだ。
こういう場合はこうなる、というような具体的なことはそんなに書いてない。 -
amazonを見ると、不謹慎な本だと感じている人もいるようですが、こういう人がいないと事件が迷宮入りするか見当違いの方向に行ってしまうのは事実であり、こういう法医学者さんはどうしても必要です。
個人的には、知的好奇心を刺激される1冊です。ミステリー小説みたいですが、ノンフィクションなんですな、これ。 -
日本の法医学界の第一人者の初めての著書。
とても興味深かった。
ミステリーファンとしては当然だが、
既知の大学助教授の殺人事件で、
地中に埋められた死体発見のヒントを与えたのが、
著者と知って驚いた。
今、ドラマで法医学者や刑事の台詞の元ネタは
ここだったのか、という感じ。
エッセイといっても良いような、
淡淡とした語り口も良かった。 -
言葉を使って話すことのできない死体からいろいろな状況や思いを汲み取っていく仕事を淡々と語っている。
全く生々しくないのでさらっと読める。
昔、「きらきらひかる」というドラマが好きだったので、興味深かった。