一流の仕事人たちが大切にしている11のスタンダード

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  • 実務教育出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784788910416

感想・レビュー・書評

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  • 自分がより成長するためには
    自分の長所をのばすのが
    いいと言われます。

    でも、長所を伸ばす前に
    基本的なことは身につけておくべきです。


    本日ご紹介する本は、

    自分の個性を主張する前に、
    まずは、世の中のスタンダードを学ぶべきである
    として、11個のスタンダードを紹介した1冊。

    「11」のスタンダードとは、
    定番、笑い、社交、時間、お金、汗、
    食事、本、尊重、余裕、発想。

    そして、各々の項目に関して、
    各界の一流と呼ばれる人の
    考え方やエピソードが紹介されています。

    あたりまえのようなことですが
    なかなかできていないこと
    それが、スタンダードです。


    「笑い」

    基本、笑いというのは「サービス精神」がないと
    できないものです。
    周りの人に気をつかうからこそ、
    笑わせようという行動をとれます。

    いつも周りを笑わせてくれる人は
    周りに気遣いができる人間です。


    「積み重ね」

    野球選手のイチローの言葉に
    「小さいことを重ねることが、
    とんでもないところへ行く、ただ一つの道」
    というのがあります。

    短期間、集中して頑張ったからといって、
    大局的な成果は得られません。

    日々の小さな積み重ねがあってこそ、
    本当の成果が得られるということです。


    「大局」

    大事なのは目先の利益に捉われるのではなく、
    先を見据えた「大局」をつかむこと。

    目の前の利益ばかり追いかけてしまうと
    積み重ねがなかなかできません。

    常に遠い未来を見ながら、日々それに向かって
    積み重なるようなことをすることが大切です。

    ぜひ、読んでみてください。



    ◆本から得た気づき◆
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    基本、笑いというのは「サービス精神」がないとできないもの=気遣いができる人間
    つねに外部との扉は開けっ放しにしておく=仕事で最も大切な要素
    何かを学んだり、吸収したければ、積極的に身銭を切るべきだ
    小さいことを重ねることが、とんでもないところへ行く、ただ一つの道
    どれだけ過去の作品を知っているかは、それだけ先人をリスペクトしているかと同義語
    余裕がないと、実りあるクリエイティブワークは望めない
    一刻を争う状況において、次善の策を考える余裕こそ、ビジネスでは重要
    大事なのは目先の利益に捉われることなく、はるか先を見据えた「大局」をつかむこと
    オンリーワンを目指すのはいいが、それなりに時間がかかることを覚悟しておいたほうがいい
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆目次◆
    プロローグ 巷のビジネス書に手を出す前に、読むべき本がある
    1 定番 オンリーワンを目指す前に最低限、やることがある
    2 笑い ジャンルを超え、仕事ができる人たちに共通するスキル
    3 社交 一介の新人が重要な仕事にありつける、ある秘策とは?
    4 時間 たとえば、4分の1の睡眠で睡眠不足は解消できる
    5 お金 「金で済むことじゃないか」の正しい使い方
    6 汗 ディズニーランドとイチローに共通する、ある秘策
    7 食事 四季の国・日本に暮らしている意味とは?
    8 本 自分に役立つ本とは何か? また、その見つけ方
    9 尊重 日本人に欠ける、リスペクト精神の重要性
    10 余裕 クリエイティブワークに最も大切なスキルとは?
    11 発想 過酷なサバイバルゲームを勝ち抜く、たった1つのコツ
    エピローグ さあ、これであなたは、オンリーワンへ踏み出せる
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆マインドマップ◆
    http://image02.wiki.livedoor.jp/f/2/fujiit0202/a13a4e940d44341f.png
     

  • へりくだったような物言いではあるが、「みんな、こんなこと知らないでしょ」的な、教えてやる目線を随所に感じる。年をとってしまった人間から見ると、滑稽でもある。

    たとえば「日本の旬を味わうために1万円の寿司屋に月に2回はいく」と書いて、若い読者に「カッコイイ」と思われるか「何イキがってんだ」と思われるか。著者はまだ後者だな。そんなセリフにふさわしい、生き方の「厚み」みたいなものが全然感じられない。

    それと可笑しいのが、ホイチョイの馬場氏をやたら持ち上げているところ。たとえば若き日の著者が馬場氏に「海の家のプロデュースをしないんですか?」と聞いて「いやしくもクリエイターを志す人間の言葉と思えないね」と一喝されたというエピソード。その言葉を発した人物が作った作品が、セクハラ、パワハラ、モラハラ満載の「きまぐれコンセプト」であり、タイトルからして目をそむけたくなる「東京いい店やれる店」である。まさに広告業界人だなという感じではあるが。

  • ホイチョイ本。

  • ①定番:オンリーワンを目指す前に最低限、やることがある

    ②笑い:ジャンルを超え、仕事ができる人たちに共通するスキル

    ③社交:一介の新人が重要な仕事にありつける、ある秘策とは?

    ④時間:たとえば、4分の1の睡眠で睡眠不足は解消できる

    ⑤お金:「金で済むことじゃないか」の正しい使い方

    ⑥汗:ディズニーランドとイチローに共通する、ある秘策
    ⇒p118・・・交渉相手や交渉内容の事を徹底調査して、他人の意見もよく聞いて考えるという。そして、いったん自分の考えが固まったら、今度は「相手と心中する気」で交渉に臨む


    ⑦食事:四季の国・日本に暮らしている意味とは?
    ⇒p141・・・「おいしい店との付き合い方」

    ⑧本:自分に役立つ本とは何か?また、その見つけ方

    ⑨尊重:日本人に欠ける、リスペクト精神の重要性

    ⑩余裕:クリエイティブワークに最も大切なスキルとは?
    ⇒p228・・・ハマトンの「知的生活」

    ⑪発想:過酷なサバイバルゲームを勝ち抜く、たった一つのコツ

  • 何のきっかけだったのか忘れてしまいましたが、何か迷いがあれば、原理・原則に立ち返るというのが原則。新年を迎え、それを知る本として手にとってみました。

    内容としては、いろいろ本などで語られている内容を分野ごとに再構成しており、非常に読みやすくまとめられていると思います。いろいろな著名人のエピソードが、著者独特の視点で盛り込まれているので、気になったエピソードなどがあれば、ここから別の本の入っていくための、まさに指南役になるでしょう。

    少し偏りがあるような気もしないではないですが、さらっと読め、入門書としてはいいと思います。TDLの誕生を機に世の中が変わっていったという視点はおもしろですね。

    <この本から得られた気づきとアクション>
    ・男のお洒落はスタンダードで。個性的なお洒落は単なる場違い
    ・新人が仕事をもらえるのは「たまたまそこにいたから」。扉は常に開放する
    ・猪瀬直樹「睡眠は貯金できないが、借金は返せる」
    ・1時間半の昼寝は、夜間一晩分の睡眠に等しい
    ・週に1時間程度、己を省みる何もしない時間は必須。自転車が最適
    ・同じ時間で最大限の情報を得るには、映画などの「カンヅメディア」が有効
    ・お金で解決できるケースは、進んで「金で済むことじゃないか」と払う
    ・10分1000円の法則。
    ・『男の作法』(池波正太郎)、『ヨーロッパ退屈日記』(井丹十三)
    ・1983年のTDLの登場で世の中がマーケティング的になった
    ・衣食足りてクリエイティブを知る。清貧は知的生活の追い風にはならない



    <目次>
    プロローグ 巷のビジネス書に手を出す前に、読むべき本がある
    1 定番 オンリーワンを目指す前に最低限、やることがある
    2 笑い ジャンルを超え、仕事ができる人たちに共通するスキル
    3 社交 一介の新人が重要な仕事にありつける、ある秘策とは?
    4 時間 たとえば、4分の1の睡眠で睡眠不足は解消できる
    5 お金 「金で済むことじゃないか」の正しい使い方
    6 汗 ディズニーランドとイチローに共通する、ある秘策
    7 食事 四季の国・日本に暮らしている意味とは?
    8 本 自分に役立つ本とは何か? また、その見つけ方
    9 尊重 日本人に欠ける、リスペクト精神の重要性
    10 余裕 クリエイティブワークに最も大切なスキルとは?
    11 発想 過酷なサバイバルゲームを勝ち抜く、たった1つのコツ
    エピローグ さあ、これであなたは、オンリーワンへ踏み出せる

  • 型を持っているから型を破れるけど、型を持っていない人間が好き勝手やってもそれは「型なし」だっていうのは非常に納得。

  • 三葛館一般 159||SH

    誰もが知っている一流の仕事人を取り上げ、大人の社会人として、最低限、身につけなければならないビジネススキルについて説明しています。
    『スタンダードをきちんと習得できていてこそ、個性を発揮できる』
    思わず、「なるほど!」と頷いてしまう内容です。
    分かりやすくて読みやすいので、気軽に手に取ってみてください。

    和医大OPAC → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=59804

  • 著名人や成功した人の下済みであったり、見えないところでのマナーや心の余裕が大切であることがとても分かりやすく書かれていた。ジョークの使い方ひとつで頭の良さが分かるというのは尤もであると感じた。ざっと通して読みやすい本であった。

  • ・出来る人間は雑談が面白い。幅が広く、器が大きい。
    ・イギリスの探検家ラポック「他人と比較して、他人が自分より優れていたとしてもそれは恥ではない。しかし、去年の自分より今年の自分が優れていないのは立派な恥だ。」
    ・後藤新平「金を残して死ぬのは下だ。仕事を残して死ぬのは中だ。人を残して死ぬ者は上だ。
    ・イチロー「小さいことを重ねることがとんでもないところへ行くただ一つの道です。」

  • 著者が一緒に仕事をしたり、聞いたりした世間で一流と呼ばれる人が大事にしている11項目に分けてスタンダードの大切さを説いている。
    守破離という概念が欧米の世界でもあることや
    基本ができていないで自分のオリジナルとうそぶく人の
    形なしぶりを批判している。

    内容的には新鮮味という意味で面白みに欠けるが
    面白い逸話もありあっという間に読める。(2時間程度)

    巻末に参考文献が書いてあるが、数冊興味があるので
    ぜひ読みたい。

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著者プロフィール

メディアプランナー。代表・草場滋。1995年「ソニー・アート・アーティスト・オーディション」入賞。1998年「フジテレビ・バラエティプランナー大賞」グランプリ。2001年より20年間、月刊誌「日経エンタテインメント!」(日経BP)にて『テレビ証券』を連載。2016年よりウェブサイト・チェリーにて『指南役のTVコンシェルジュ』を連載。ホイチョイ・プロダクションズのブレーンも務める。代表作にテレビ番組『逃走中』(フジテレビ)の企画原案、ドラマ『東京007』(フジテレビ)の脚本、映画『バブルへGO!』(馬場康夫監督)の原作協力など。著書に『タイムウォーカー~時間旅行代理店』(ダイヤモンド社)、『キミがこの本を買ったワケ』(扶桑社)、『空気のトリセツ』(ポプラ社)、『「考え方」の考え方』『テレビは余命7年』(大和書房)、『幻の1940年計画』(アスペクト)、『「朝ドラ」一人勝ちの法則』(光文社新書)など。

「2022年 『黄金の6年間 1978-1983 ~素晴らしきエンタメ青春時代~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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