英語プレゼンテーションの技術―日本人ビジネスマンのための

  • ジャパンタイムズ
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  • Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784789007146

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  • ●英語プレゼンテーションの技術
    ★全体の構成
    ・聴衆との距離を把握する
     興味があるか、経験があるか、十分な知識があるか、専門用語は理解できるか、に応じて説明内容を変える
    ・目的/抵抗度に合わせて時間を配分する
     情報を伝達する、意見を述べる、承認を得るという目的に応じて時間配分し、抵抗の大きそうな所は事前にシミュレーションする
    ・プレゼンの構成(アウトライン)を整理することで、内容の理解を助け、安心して聞くことができる
    ・視点と結論を最後に繰り返すことで、メインのポイントを再度説明し、「何に」ついて「どう考え」ているかを伝える

    ★論理展開
    ・演繹法における大前提の起こし方
     特性や特質を表す、範囲を表す、必然的な帰結を表す、反対・対照を表す、の4パターンがある
    ・帰納法における事例の用意
     適切な事例を用意するように留意し、事例と結論のつながりに無理をつくらないことが重要
    ・メインポイントの整理法
     時間経過でまとめる、地理的・空間的にまとめる、原因-結果的にまとめる、問題解決を主眼にまとめる、話題に応じてまとめる
    ・メインポイントに対するサブポイントは、メインポイントをサポートするデータである必要があり、サブポイントは複数必要である

    ★練習
    ・アウトライン・カード
     リハーサルを実際に行う前に、アウトラインカードを作成して話す内容を整理する

    ★話し方
    ・話しの流れを示す
     内容の整理の仕方は話し手が決められる。このため、何を話しているかを最初に示すつなぎ言葉が重要
    ・話の始まりと終わりを伝える表現
     Let's go to number two. There is another important element to consider ... To wrap up, ..
    ・話すリズム
     できるだけひとくくりの文型を一息に、リズミカルに話すことで、多少スピードが遅くても飽きさせたり、苛立たせたりしなくてすむ
    ・見苦しい癖を直す
     かく癖は混乱や自信の無さを示す。また、髪を触ることは聴衆に不快感を与える。これらの癖は直すようにする

    ★質疑
    ・質問は相手の目を見ながら聞き、分からないところはすぐに質問すること(そうしないとどんどん先に行ってしまい修復が利かなくなる)
    ・論点をはっきりさせる表現
     Will you explain what you mean by ~? Would you clarify waht you mean by ~? What does ~ mean?

著者プロフィール

安田 正(やすだ・ただし)
株式会社パンネーションズ・コンサルティング・グループ代表取締役。
対人対応トレーニング、交渉術、ロジカルコミュニケーション、プレゼンテーションなどのビジネスコミュニケーションの領域で、官公庁、上場企業を中心に講師、コンサルタントとして指導実績を持つ。
東京大学、京都大学、一橋大学などでも教鞭をとる。
元早稲田大学グローバルエデュケーションセンター客員教授。
自分の「強み」を知って活かすことで、誰もが仕事でも人間関係でも必要とされ、魅力的な存在になっていく。その具体的な方法を、体系的かつ実践的にまとめたのが本書である。
主な著書に、『できる人は必ず持っている一流の気くばり力』(三笠書房)、シリーズ累計92万部の『超一流の雑談力』(文響社)、『英語は「インド式」で学べ!』(ダイヤモンド社)、『超一流 できる大人の語彙力』(プレジデント社)、『図解 超一流の時間力』(日本文芸社)など多数。

「2023年 『できる人は必ず知っている一流の自分の魅せ方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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