- Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
- / ISBN・EAN: 9784789301527
感想・レビュー・書評
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一時期猛烈に話題になったミニファミコンやミニスーファミ。
勝手な想像ですが、社会に疲れ果て、ストレス発散を探し求めていた中年男性たちが、
少年の日の熱い思いをそこに見出したのではないでしょうか。
そういったひとたちに、私は、今だからこそ言いたい。
ゲームブック、なんてものもありましたよ。
しかし、創土社のゲームブック再刊のときに、ミニファミコンのような盛り上がりは、残念ながらありませんでした。
その落差は、天空の城ラピュタと、それを見上げる地上のひとたちの落差ほどもあったでしょう。
再刊のとき、ミニファミコンの爪の垢ほどにでも盛り上がってくれていれば、そのわずかながらの飛行石でもって、ゲームブックは捲土重来を期すことができたかもしれないのに・・・。
閑話休題。
日本のゲームブック界の至宝、鈴木直人。
代表作ドルアーガの塔三部作の二作目です。
でも個人的には、三部作の中でもっとも評価が低いものになります。
今回再チャレンジしてみましたが、感想は変わらず。
鈴木直人作品の楽しみは、ゲーム性の高い仕掛けだと思っていますが、
それが今作では「塔の外に出る」とか、「仲間ができる」とかに限られていて、あまりピンとこないですよね。
あと、偽メスロンの顔が崩れる絵は、トラウマです。【2020年6月8日読了】詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
生まれて初めて読んだゲームブック。
文章、仲間、謎解きのどれもが魅力的。塔の外に出れる展開には驚きました。 -
実際に方眼紙にマッピングして攻略しました。画期的な傑作。
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この本を図書館で借りて読んで以来、しばらくゲームブックにはまっていた。
ゲームブックの中でもこの本を含む三部作は名作中の名作だと思う。