傷つきたくない気持ちの精神病理

著者 :
  • 女子栄養大学出版部
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784789554268

作品紹介・あらすじ

心を凍結させてしまう若者たち!自分の感情なのに感情が制御できない!若者の衝動行動を気鋭の精神科医が解明する。

感想・レビュー・書評

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  • 現代若者の傷つきたくない、浅い付き合いしかしたくないという、心の動き。
    インターネットとの取り組みがまだ浅い2000年の作品。
    これが10年後どうなったかは、見てきたこと。
    心の通い合いとネットについて、もっと知りたいと思った。

  • 子ども達が感情表現という能力を失ったのは偏差値教育のせいだという本。勉強ばかり面白くない→僕のこと分かってよ→やりたくない。大人たちが子供たちの気持ちを理解する。自分を分かってもらえる心地よい体験。四部…短いなぁ…。

  • 心を凍結させてしまう若者たち!自分の感情なのに感情が制御できない!若者の衝動行動を気鋭の精神科医が解明する。

    自分みたいな人間に似た人の症例でも書かれてないかなーと思って借りてみました。
    見事に自分以上にキツい環境で暮らしている人たちの症例ばかりが出てきたわけですが、うーん。基本的に「親」や「大人」が若い人の閉塞感(で良いかな……)を助長したのだということが書かれていた、という認識は間違っているのでしょうか。私はそのように受けとりました。
    そう考えると、ある一点を除けば良好極まりない両親の元で育ったにも関わらず、他者との交流を極端に苦手とする私は、単純にそういう性格なのだと思わないわけにいかないわけです(笑)
    傷付きたくない、深入りされたくない、でも誰かそばにいてほしい――分からなくはないし、私にもきっとそういった願望はあるんでしょうねえ。この状況に屈した感じがして認めたくないだけで。

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著者プロフィール

精神科医。南青山アンティーク通りクリニック院長。
徳島大学医学部卒、医学博士。医療法人社団真貴志会・南青山アンティーク通りクリニック院長。精神科医として、成人期ADHD、ASDを始め幅広く心の病に対応している。2000年から現在までにマサチューセッツ総合病院の客員教授として9回招聘されている。2007年には南イリノイ大学の客員教授として招聘されている。著書多数。

「2022年 『マンガでわかる中高年のADHD・ASD生きづらさ克服ガイド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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