グラン・ブル-の物語

著者 : パスカル・パリヨー ボブ・クロープ 桧垣嗣子

• ソニ-・ミュ-ジックソリュ-ションズ (1999年12月20日発売)

作品紹介・あらすじ

青い色が見えなくなってしまうような、空が見えた時のことなんか遠い思い出になってしまうような、そんなところまで行ったら、待ちつづける。人魚の愛が本物で、心が純粋なら、人魚たちはその人間を迎えに来る。そして永遠につれ去るんだ。永遠のグラン・ブルーの中へ…。

感想・レビュー・書評

[輝扇碧さんの感想 · 2006年9月14日]

もとは子供向けの絵本だったようです。
お洒落な装丁に一目ぼれしました。
挿絵もたくさんあって（日本人の方が描いているのですが、作品の雰囲気にぴったり！）、横書きの本文のノンブル付近に入っている青インクのイルカのパラパラ漫画が可愛い。
物語の最後、エンゾがジャックの手によって海の中に沈められ、しばらく経ってから、後を追うようにジャックも海の中に消えていく。凄く美しいシーンだと思いました。
映画化されている（もしくはこれが映画のノベライズの一種？）ようなので、映画もいつか見てみたいです。

[Tuliptreeさんの感想 · 2006年5月19日]

リュック・ベンソンの映画の書き下ろし本。映画が好きなのでさらっと楽しみながら読めた。映画には無いエピソードもあって、そこも楽しめる。ただやはり映像で見る方が心に残るかも。