パーフェクトマイル―1マイル4分の壁に挑んだアスリート

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制作 : Neal Bascomb  松本 剛史 
  • ソニーマガジンズ (2004年7月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (438ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784789723213

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パーフェクトマイル―1マイル4分の壁に挑んだアスリートの感想・レビュー・書評

  • ‎1マイル(1600m)で4分の壁に挑んだ、当時の3​人の中距離ランナーを中心に書かれたものです。一番最初​に4分を切ったロジャーバニスター選手は知っていました​が、他の二人はこの本ではじめて知りました。一番になる​ことの重要さを痛感させられます。

  • アマチュアが達成したことが何より重要。

  • 部に2冊あります(塩G本 YAJ本)

  • 3人のランナーたちが、どのようなプロセスで1マイル4分の壁を破りに行ったか。その変遷もさることながら、各人の努力と創意工夫には脱帽させられる。
    綿密な調査によって書かれた作品。

  •  世界陸上2007大阪。見ましたか。男子100メートル想いを込めた朝原の走り。そしてその朝原にメダルを取らせたいと魂の走りをみせ、準決勝、決勝と続けて日本記録を更新した4×100メートルリレー日本チーム。 メダル獲得はならなかったけれど、熱い気持ちが伝わってくる心に残るレースだった。 まるで、そうですよね。思ったでしょう。あなたも。あの物語のようだと。 それは佐藤多佳子の『一瞬の風になれ』。高校陸上部を舞台にした傑作青春スポーツ小説。4×100メートルリレーの想いをつなぐ走りなんて、まさしく今回の大会そのもの。 どんどん書きたいけれど、『一瞬の風になれ』について、すでに「路地裏カフェ」にレビューを書いているので、そちらをご覧ください。 で、他の陸上ものということで、『パーフェクトマイル』。 1950年代、1マイル(約1600メートル トラック4周)4分の壁を破ろうとしたアスリートを追ったノンフィクション。 日本では、中距離走は世界とのレベルの差があり、それほど注目されていないが、ヨーロッパでは人気種目。この本に書かれている1950年代前半、記録への挑戦は各国の大衆の注目の的となり、競技会の様子は新聞、ラジオで大きく報道された。 それは、同じ頃、試みられていた、世界最高峰エヴェレスト登頂にも匹敵するほどだ。 イギリス、オーストラリア、アメリカの3人のアスリートは、1952年に開催されたヘルシンキオリンピックに出場したが、いずれも思うような走りができず、よい結果を残すことができなかった。 その悔しさが彼らを4分の壁、世界記録に挑ませる原動力となる。 しかし、各国民の期待は非常に強い。激しいプレッシャーがかかる。 また、肉体を限界まで追い込まなければいけない。 3人はそれぞれの環境、トレーニング方法で、挑戦を続ける。さて結末は。 本の中ほどに写真のページがあり、そこをうっかり見てしまうと、先に結果がわかってしまう…。 ミステリーの犯人をバラすようなものだぞ。文庫化の際は気をつけてもらいたい。まったく、もう![本の串刺し 世界陸上2007 その1]

  • とっても面白い本だった。1マイル4分を切ることは不可能といわれていた約50年前に、国の違う3人のランナーがその壁に挑んだという実話。彼らが1マイル走で記録を作ろうと思いついた直接のきっかけは、52年のヘルシンキオリンピック(チェコの人間機関車エミール・ザトペックが5000、10000、マラソンで三冠を取った!)での惨敗だったが、深い動機に3人の個性とお国柄が出ているようで興味深かった。敢えて単純化してしまえば、イギリス人のロジャー・バニスターは、当時脅かされていたイギリススポーツ界のアマチュアリズム(趣味として真剣にやる)を貫いても4分を切ることができるという自分の信念を人々に証明するために挑戦し、アメリカ人のサンティーは不遇だった生活を切り開くため、オーストラリア人のジョン・ランディは1マイルで4分を切ることが陸上選手としての「美の達成」だとしてもっぱら私的な満足のために走った。ジョン・ランディがその他大勢の選手達とスタートを切る写真が載っているが、素人目にも素晴らしいランナーだというのが分かる気がする。他の選手(バニスターやサンティーは居ない)は上体が傾いたり顎が上がったり、脇が開いたりして人間的な崩れ方をしているのに、ランディは機械みたいに完璧。美しい。実際に走るのを見てみたかった。ともかく3人が手探りで自分に合ったトレーニング法を考え実行し、少しずつタイムを縮めたり、スランプに陥っても立ち直る様子はとてもスリリングだ。とりわけレースの描写が素晴らしく、実況を見ているよう。偉業を達成する手助けをしたペースメーカーやコーチたちのキャラクターもよく立っている。10分の数秒を縮めるのに非常な苦労をした4分の壁を誰かが一度破ってしまうと、続々と後に続く選手が出てくるという点などは肉体と心の謎である。200年くらい前からイングランドで本格化したというマイルレースの歴史や、英米豪それぞれの当時の陸上界事情も分かる。イギリスで、紳士たるもの努力した跡を見せてはならないという教えを体現するかのように、ある中距離走者が火のついた葉巻を銜えてスタート地点に来て、葉巻をその場に置き、4マイルをレコードタイムで走り、またその葉巻を吸い始めたという話など、私は軽薄にもそういう逸話が大好きなのでもっと聞きたいーと思った。今の一流選手たちは1マイルを3分40秒切るぐらいで走るという。
    http://www.coolrunning.com/engine/6/6_1/book-review-the-perfect-m.shtml,,,,,,,http://www.cbass.com/PerfectMile.htm

  • 情熱が伝わる。このくらいの情熱を持っていなければ何事もなしえない。人生の教科書。

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パーフェクトマイル―1マイル4分の壁に挑んだアスリートの作品紹介

1950年代、世界中が戦後の復興に必死だった時代。1マイル=1609メートルを4分以内で走るという、未踏の記録に立ち向かった若きアスリートたちがいた。英国の医学生ロジャー・バニスター、親の虐待から逃れてきた米国のウェス・サンティー、豪州の静かなる闘士ジョン・ランディ。何十年にもわたって、挑戦者たちがその限界の前に破れ、医師は「無謀な挑戦は命を落とす」と警告し、エヴェレスト登頂や南極点到達よりも難攻不落といわれた"4分の壁"。1952年のヘルシンキ五輪での敗北をきっかけに、若きアスリート3人が、ときを同じくして挑戦をはじめた。人間の能力に限界はない。そこに1%でも可能性があるかぎり、壁は打ち破れると信じて…。

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