傷痕 (下) (ヴィレッジブックス F マ 9-2)

  • ヴィレッジブックス
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  • Amazon.co.jp ・本 (396ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784789730099

感想・レビュー・書評

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  • ふとしたところから事件が解決に向けて流れてゆく場面の疾走感は息をつかせぬものがあります。
    ラストシーンの緊迫感も、何度読んでも手に汗をにぎります。

    単純な「ミステリ」ではなく、主人公が大きなトラウマを抱えているからこその濃厚な心理描写がこの作品の特徴の一つだと思います。
    優秀な捜査官も、完全無欠なヒーローではなく一人の人間であり、彼ら一人ひとりがそれぞれに大きな悩みを抱えていることが丁寧に描かれています。

    この後のシリーズ続編もまた改めて読みたいと思います。

  • テレビ・ドラマの原作って感じ。

  • 4-7897-3009-3 396p 2006・12・1 初版2刷

  • 猟奇的殺人、FBI…とくれば食傷気味。上・下巻、少し薄めなので1冊にまとめればいいのに、とかあまり期待せずに5年もの積読本に手を付けてみたらあらビックリ。読みすすめやすい徹夜本でした。早く読めばよかったな。

    犯人はその人物が出てくるとピンとくるけどそれは抜きにしても面白かった。悲劇から立ち直ろうと頑張るヒロイン、敏腕FBI捜査官のスモーキー。優秀な仲間たちも一人一人が魅力的。彼らをあざ笑うように事件は起き、情報はダダ漏れ。彼らの大切なものを傷付けていく。
    …なんてよくある?ようなストーリーだけど続きを読みたくなるシリーズでした。上巻を読み終わらないうちについ次のをポチっと注文しました。

  • 2006年発表
    原題:Shadow Man

  • 下巻は読み始めたら、もう止められません。
    欲を言えば、主人公スモーキーの心の変化と同じくらい、犯人ShadowManの心の闇も掘り下げてほしかったところですが、主人公がまわりの力を借りながら心の傷を克服していくところは感動的です。

  • 結末を知りたくて、一気に読みました。
    なんだか「羊たちの沈黙」を彷彿とさせるような内容でした。
    そう来ましたか・・・という真犯人、映画にしたらさぞかし、とおもいますが、この内容ですと、R15とか18指定かもしれないです。 
    それでも、他の著作も読んでみたいです。 

  • ストーリーとしては面白かったです。
    何が起こるのかというハラハラドキドキな感じが良かったです。

    ただ…犯人と犯人がヒロインを狙う目的が、序盤でわかってしまい残念でした。
    『羊達の沈黙』が面白いと思える方ならこの本も面白いと思います。

  • 一気に読み終えた。面白かった!

    猟奇殺人犯が出てくるミステリー小説を読むと、いつもしばらくはコメディやライトノベルが読みたくなる。
    『羊たちの沈黙』のドクターハンニバルのような、凄まじい引力を持つ犯人に引き寄せられてしまって、小説の中の無残に殺された人々の死が、なんだか自分にも責任があるような気がしてしまうというか……。
    なんだかその毒気にあてられてしまうかんじ。

    本作を読んだとき、これまでに読んだ犯罪小説に出てくる猟奇犯罪者達に勝るとも劣らないドSな犯人が出てくるんだけれど、不思議と今まで感じていたような読後感が無かった。罪を犯してしまったかのような、後ろめたいような、なんとなく凹む感じが。
    登場人物たちがお互いを慰め癒し合っているからかもしれない。

    著者はこれが処女作なんだそうだ。第二作が期待されていると著者紹介にあるのだけれど、ちゃんと活動しているのか心配になって調べてみた。
    本作の主人公スモーキーも出てくる『戦慄』なる二作目がすでに出版されているらしい。以後は執筆中だとか。
    処女作がめちゃくちゃ面白い新人作家には過度な期待を寄せないようにしているが(自分を護るために)、コーディ・マクファディンは大丈夫ぽい。

    早速読んでみようと思う。

  • チームのプライバシーが暴かれ、それに沿うようにウィークポイントを攻めてくるジュニア。細かい情報をつなぎ合わせ、次のターゲットと思われる女性を特定、彼女の協力を得てジュニアのチームを罠にはめる。
    ここからは一挙に解決に向かうのだが、新たに登場する人間は割とステレオタイプで、犯人自体も意外性は少なく全体的には尻すぼみ

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