ドルチェには恋を添えて

  • ヴィレッジブックス
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本棚登録 : 28
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (422ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784789730341

作品紹介・あらすじ

とびっきりのイタリアンだけが、彼女を振り向かせることができる。英米でベストセラーとなった話題の恋愛"料理"小説ついに刊行!ふたりのイタリア男が恋をしたのは、アメリカからやってきた、おいしそうなブロンド娘。彼女を口説き落とすには、料理ができるかどうかにかかっている-シェフになりすました、口説き上手な色男、かなわぬ想いを料理に託す、恋に不器用な料理人、愛すべき男たちが"料理"をめぐって繰り広げるとびきり美味な恋の味。

感想・レビュー・書評

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  • ローマを舞台にしたグルメなロマコメ。
    てっきりイタリアの作品かと思いましたが、筆者は伊料理を愛する英国男性とのこと。しかも本著がデビュー作。

    この描写のリアリティ、細やかさは確かに筆者が男性だろうと思わせるそれですね。五感にありありと浮かぶのです。いや、もう感じられるんですよね、色彩や香り、風、質感、音。女性の作家さんの場合は第六感を刺激する描写が多く優れているように思いますが。

    食と性はよく結びつけて描かれますが、この作品は正にそのもの。普段あまり意識していない私などからすると、若干置いてきぼり気分と言いますか、異様な気さえするのですが、そんなことよりも何より登場する料理がどれもそそるのです。

    メインの恋愛模様は勿論、レストランでの人間関係、経営者と従業員・・・一人一人の描写から組織的な描写に至るまでがよく書き込まれていて、本当にその人物像がくっきりしているんですね。その絡まり方なども非常に巧い。料理的です。

    ただ恋愛に至るまでの決め手などには欠けるかな?かなり短絡的に始まる恋に見えます。が、まあ情熱家の多い国ですから。

    薄いとは言えない本書ですが、テンポもよく読みやすいので二日もあれば読めるはずです。

    途中官能小説かしらと言うようなシーンもいくつかありますが、洋書には珍しくない程度のものです。苦手な方にはすすめませんが。

    とにもかくにも旅行に行きたくなりましたね。それから料理教室に通うのもいいかも?

    イタリア独特の言い回しなどもなかなか面白かったです。

  • 再読。

  • 二人のイタリア男性が恋をしたのはアメリカのブロンド留学生。色男と口下手の恋物語

    イタリアのローマがが舞台。登場するのはイタリア人とアメリカ人。で、作者はどっち?って見たらイギリス人かい!(笑・アメリカ在住)
    問題の恋愛が習慣の違う者同士。だからちょいちょいさりげない説明が入ってるよ。いいね。ちょいちょい描写がエロいし。ふんっ(興奮)
    内容はまあまあ。
    でも、だいたい、美味しそう過ぎるっちゅうの!私も料理の得意な彼が欲しいっちゅうの!
    イタリアには一度行ったことあるよ。だから、楽しかった旅行を思い出したよ
    別の作品も読みたいです

  • 美味しい匂いが漂ってくるようなお話。

  • これはまさに、食をテーマにしたコメディー!
    読み始めたらイタリアン・レシピに知らず知らず引き寄せられて〜こってりしたものが食べたくなる!!(笑)

    登場人物を料理が超えてしまっているけどそれなりに面白かった。
    ..読み終えたらブルーノのような調理上手な彼が欲しくなっちゃいますよ☆

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