ヒットラーのむすめ (鈴木出版の海外児童文学 この地球を生きる子どもたち 1)
- 鈴木出版 (2004年12月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784790231493
感想・レビュー・書評
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Hitler's daughter 1999
学校へ行くバスを待つ退屈な時間に交代でお話を語っていました。
アンナが話したのは ヒットラーに娘がいた、という物語。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
色々と考えさせられた
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2010年5月23日
<Hitler's daughter>
表紙・本文さし絵/北見葉胡
装幀/鈴木みのり -
話題になった児童書。やっと読めた!
とても読みやすい。
ヒットラーにもしも娘がいたならば・・・というもしも話、なのだけど。
夏休みのキッズにおすすめしようかな。 -
雨の日、スクールバスを待つ間に始まった「お話ゲーム」。
「第二次世界大戦で1100万人もの人々を虐殺したアドルフ・ヒットラーにもしもむすめがいたら」という設定で、少しずつストーリーが進んでいく。雨の日に語られる物語は、主人公マークを想像なのか現実なのか、あやふやな世界へと誘う。
読後のテーマを与えてくれる作品。
読んで感動する節もラストにちょろっと出てくるが、それはどちらかというと私が勝手に深読みして目頭を熱くした感じ。
表紙と章毎のイラストレーションが、物語のイメージを膨らませ、さらに伏線を張っている。読み終えたとき改めてイラストを見ると、ああそういうことなのかと納得した。
子どもだけでなく是非親御さんにも読んでもらいたい。
「パパがヒットラーだったらどうする?」
もちろん最低限の情報は欲しいけれど。 -
もし自分がヒットラーのむすめだった? アンナが始めたお話はどんどん現実味をおびてきて……。子どものときに読んでみたかった
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オーストラリアに住む子ども達が、スクールバスを待つバス停で
暇つぶしに始まった「お話ゲーム」。
テーマはヒットラーの娘ハイジのお話。
聞き手の登場人物は、アンナの作り話として聞いているはずなのに
いつのまにか本当はハイジは存在していたのでは?と
読者にすら思わせる程、細かい描写にリアリティがある。
ヒットラーに関する映画を見たり、第二次世界大戦に至るまでの
歴史について知っている方が読みやすい。
ジャンルは児童書だが、高校生~大人向けだと思った。
自分の父親が大罪人であった場合、何も知らなかったとしても
父親を止めなかったことに責任はあるのか。
自分の周りの人が全て間違っていたら、自分はどうしたらいいのか。
そういう難しい問題を、読者に問い考えさせる一冊でした。 -
とにかく深い話だったなぁと
大人でも十分読める
物語は現代のオーストラリアのごく普通の小学生たちの、バスを待つバス停での何気ない会話「もしもあなたが独裁者の娘だったら」で始まる。
あなたがヒットラーの子供だったら「あの時、父親を止められたか」とか「戦後、父親が歴史的悪人とされたら」など、読む者にとにかく考えさせられる言葉ばかり出てくる -
20090229