にゃーご (ひまわりえほんシリーズ)

著者 :
  • 鈴木出版
3.93
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本棚登録 : 926
感想 : 88
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  • Amazon.co.jp ・本 (29ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784790260776

作品紹介・あらすじ

さんびきのねずみのまえにとつぜんあらわれたおおきなねこ。にゃーご!…ところが、ねずみたちは「いっしょにももをとりにいかない?」とねこをさそって…。

感想・レビュー・書評

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  • 表紙の猫の顔がすごいでしょう?
    これが見開きで現れるところがあるので、ぜひぜひ大迫力で読んでみてください。
    そうすると、その次のページがよけいにひきたつってわけです。

    小学校の国語の教科書に掲載されている作品。
    猫は怖いものだから、見かけたらすぐ逃げなさいと、ネズミの先生が教えてくれたのに、言うことを聞かなかった子たちが結果的に猫と仲良くなると言うのは教育的にどうかと、物議をかもし出したことがあるらしい。。
    頭の良いひとたちって、やたらと深読みするものなんだなぁ。
    では、言うことを聞かなかったから猫に食べられちゃったという結論だったら、それはそれで「残酷だ」とか言い出すのだろうね。
    猫が「ごめんなさい」と謝って、それで仲良しになったという結末なら気に入ってもらえそう。
    うわわ、そんな欺瞞は子どもが最も嫌うところ。
    どうか皆さんも、私と同じように笑って楽しんでくれますように。

    宮西達也さんのお話って、「ついこうなってしまった」という流れが多い。
    この作品の猫もご他聞にもれず、子ネズミたちの素直さと無邪気さに「してやられて」、「つい良い猫になってしまった」のだ。
    その流れがまことに面白可笑しく、デフォルメの効いた挿絵もおおいに笑いを誘う。
    桃が出回る季節に読みたい、ほのぼのと明るい良い作品です。
    約6分半。読んであげれば3歳くらいから喜んでくれそう。

    • まろんさん
      nejidonさん、こんにちは!

      いいですね~!この不敵な面構え。
      ぜひぜひ見開きで見てみたくなっちゃいます。
      「ついこうなってしまった」...
      nejidonさん、こんにちは!

      いいですね~!この不敵な面構え。
      ぜひぜひ見開きで見てみたくなっちゃいます。
      「ついこうなってしまった」って、素敵じゃないですか♪
      教育的見地がどうのこうの言ってるエライ人は放っておきましょう(笑)
      2013/04/28
    • nejidonさん
      まろんさん、こんにちは♪
      コメントありがとうございます!
      不適な面構え、いいでしょう?
      これが見開きでどどん!と現れると、可笑しいやら可愛い...
      まろんさん、こんにちは♪
      コメントありがとうございます!
      不適な面構え、いいでしょう?
      これが見開きでどどん!と現れると、可笑しいやら可愛いやら、とにかく笑ってしまうのです。
      「ついそうなってしまう」って、人間だってありますものねぇ。
      それも、良い方向に「ついそうなる」のなら、大歓迎。
      猫が悪者に描いてあるのは嫌いですが、このお話しはそうなりそうでならないのがミソ。
      ネズミさんたちの可愛さもたっぷり出ていますので、お見逃しなく(笑)

      教育的見地でお話しを読む子なんていないのにねぇ。
      大人って、困ったものです。
      そうそう、放っておくしかありませんとも!
      2013/04/29
  • 宮西達也講演会(第3回OneBookOneOSAKA記念)
    「ニャーゴのやさしさ、ティラノのおもいやり」
    日時  12月15日(土)14:00-15:30 (開場 13:00)
    会場  中央図書館 5階大会議室
    定員  300名(事前申込/多数抽選) 
    http://www.oml.city.osaka.jp/topics/12fes.html#1

  • 5分
    2、3年読み聞かせ

  • 先生のお話しをちゃんと聞いていなかったねずみたち3匹。ねこが来ても逃げず、逆に、仲良くなっちゃう。ねずみを食べようと思っていたねこも、結局食べずに終わる。。。読後、ほっこり。
    (2年生に読み聞かせました。ねこをおじさん呼ばわりするねずみたちのことを笑っていました。絵本の世界に2年生がひきこまれていくのを感じました。)

  • オレだったら、せんせいのいうことをちゃんときくとおもった。

  • 『相手の立場を知らないからこそ築ける関係(にゃーご 宮西達也)』
    ねずみの学校では猫を見たら一目散に逃げるよう教えています。
    でも先生の話を聞いていないねずみ3人組は、猫とは気づかずに猫と一緒に桃狩りへ。
    猫はネズミたちを食べようとするのですが…。

    さぁこのお話、単に知識を身につける大切さとも読むことができるし、知識だけで全てを判断するのもどうかな?という教訓も。人と関わる時に大切なことや相手を所属カテゴリーだけで判断することについても考えさせられる。世の中の争いを解決するヒントにもなるかも。映画でもよくある「王女様とは知らないで」恋に落ちたりするのもこのパターンですよね。色々な立場やしがらみは傍においてその人自身を感じて、心を通わせられたらいいのに。

    シンプルなお話ながら、大人も考えさせられる絵本でした。なんで猫はネズミを食べなかったと思う?ぜひ子供達に聞いてみてください。

  • 「さんびきのねずみのまえにとつぜんあらわれたおおきなねこ。にゃーご!…ところが、ねずみたちは「いっしょにももをとりにいかない?」とねこをさそって…。]

  • シンプルで忘れかけている素直な姿が一冊に

  • 4歳8ヶ月
    いい話

  • 先生の話聞いてないからこそ
    逆に恐れなく対応できたのかな

    やさしいネズミたち
    にゃーごでむすこ大笑い

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著者プロフィール

1956年静岡県生まれ。「おとうさんはウルトラマン」(学研)、「おまえうまそうだな」(ポプラ社)、「にやーご」(鈴木出版)など著書多数。

「2016年 『学研 宮西達也の絵本セット 全7巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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