物語の法則: 岡本綺堂と谷崎潤一郎

著者 :
  • 青蛙房
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  • Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784790503422

作品紹介・あらすじ

第1部は岡本綺堂と谷崎潤一郎の処女作とその後の作品群を検証し、「岡本綺堂の部」では処女作『盲心中』と幻の作品『赤い杭』の作品も収録、谷崎潤一郎の部では谷崎文学を貫くもの他、の三部構成。

感想・レビュー・書評

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  • うーん、そう言われてみれば
    江戸時代にそんな大きな鏡が浴室に置いてあるわけないし
    各々の町家に流し場付きの風呂があるわけないし、
    彫った後にお風呂なんか入ったら感染菌が傷に入り込んで化膿しちゃうだろうし
    名人の彫り師の方が凡庸な彫り師より痛くないらしいし
    全身に刺青を1日で彫り上げるのは不可能らしいし

    今までまんまと谷崎ちゃんに騙されてたわー(笑)
    書きたい世界が先にあって、それに現実をゆがめあわせてカスタマイズしてたのね。

    「お前さんも江戸っ児だ。辛抱しなさい。ーこの清吉の針は飛び切りに痛えのだから。」

    さすが名人、清吉さんクール❣️って思ってたのに。(笑)

  • 1000 文英堂

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著者プロフィール

1947年、宮城県に生まれ、横浜で育つ。早稲田大学大学院文学研究科日本文学専攻博士後期課程退学。山梨英和短期大学専任講師を経て、早稲田大学教育学部専任講師、助教授、教授(のち組織変更により教育・総合科学学術院教授)を歴任。現在、早稲田大学名誉教授。専門は日本近代文学、主に谷崎潤一郎を研究。著書に『物語の法則』『物語のモラル』『文学のなかの科学』『谷崎潤一郎 性慾と文学』などがあり、編著書には『地震雑感/津浪と人間 寺田寅彦随筆選集』『怪異考/化物の進化 寺田寅彦随筆選集』『寺田寅彦セレクションⅠ・Ⅱ』(いずれも細川光洋氏との共編)などがある。

「2020年 『寺田寅彦『物理学序説』を読む』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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