立身出世主義: 近代日本のロマンと欲望

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  • 世界思想社教学社
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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784790711148

作品紹介・あらすじ

NHK人間大学のテキストをベースに、苦学出世の時代から現代の受験世界までについてまとめられた好評著作の増補版。

感想・レビュー・書評

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  • もっと安い版があるとは。
    2 勉強・遊学・書生
    明治19年までには今日的な意味での「勉強」概念が成立。
    明治20年代は「遊学」「書生」の時代…勉強立身の時代
    3 受験生という制度
    明治30年代以降、特に大正期、「受験」「受験生」の時代…受験立身の時代
    12 欲望なき競争とそのゆくえ
    逆立ちした受験への焚きつけ言説→競争のリアリティーを維持するために希少性の神話=ダーウィニズム的世界観の意図的教化さえ必要→受験戦争を作動させるために学歴社会というストーリーが充填される
    日本は初職、現職、所得のいずれにおいても学歴優位率が小さい。

  • 1795円購入2011-06-28

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著者プロフィール

1942年、東京都生まれ。京都大学教育学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程単位取得満期退学。京都大学大学院教育学研究科教授などを経て、現在、関西大学東京センター長。関西大学名誉教授・京都大学名誉教授。教育社会学・歴史社会学専攻。著書に『日本のメリトクラシー』(東京大学出版会、第39回日経経済図書文化賞)、『革新幻想の戦後史』(第13回読売・吉野作造賞)『清水幾太郎の覇権と忘却』(ともに、中公文庫)、『社会学の名著30』(ちくま新書)、『教養主義の没落』『丸山眞男の時代』(ともに、中公新書)、『大衆の幻像』(中公公論新社)、『立志・苦学・出世』(講談社学術文庫)など。

「2018年 『教養派知識人の運命 阿部次郎とその時代』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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