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- Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
- / ISBN・EAN: 9784790716020
作品紹介・あらすじ
小説、演劇、映画、漫画からゲームの中に現れる記憶喪失。十九世紀における登場から現代まで、虚構の中の記憶喪失モチーフの展開と機能を扱った、斬新なフィクション論の誕生。
感想・レビュー・書評
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なんだか人間の記憶を含めて、全て何でもありの世界。いくらでも書き換えられるし、こだわりなんてない。自分の記憶に騙されないようにもう一人の自分に言い聞かせたい。
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フィクションにおける「記憶喪失」というモチーフがどのようにして生まれ、発展していったのかをまとめた本。
19世紀後半から現在までの「記憶喪失」を扱った作品をいくつも紹介しており、時代とともに表現やモチーフの扱い方が変わっていくのが面白い。
「記憶喪失」と「戦争」がこれほど深く結びついてるとは思わなかった。
かなり詳しく作品のあらすじが書かれているので、「記憶喪失」を扱う作品を知りたい時のガイドブックとしても◎ -
記憶喪失やそれに類する出来事が重要なファクターとなる小説・映画・ドラマ、それにマンガ・アニメ・ゲームは山ほどある。しかしその登場が近年だと云うことは知らなかった。「記憶」に関する病理心理学的研究がなければ物語に登場することもなかったのだ。記憶の喪失がどのようにどんなふうにギミックとして使われているか数々の例を挙げていて面白い。
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