オトコのうつ イライラし、キレやすく、黙り込む男性のうつを支える女性のためのガイド

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著者 : David B.Wexler
制作 : 山藤 奈穂子  山藤 奈穂子  山藤 奈穂子  荒井 まゆみ 
  • 星和書店 (2010年6月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (372ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791107391

オトコのうつ イライラし、キレやすく、黙り込む男性のうつを支える女性のためのガイドの感想・レビュー・書評

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  • 今まで読み漁った鬱関連の本とは一線を画す様に思えた。
    アメリカ版の翻訳。原題は Is He Depressed or What?
    日本語の題名からは、男性によく見られる【イライラする・黙り込む・責める・お酒で紛らわす等】の鬱についてどうしたらいいのか。という内容に見えるけれども、一般的な鬱らしい鬱(と言っていいのかどうなのか?)についても触れているので、
    総じて支える側の女性はどうしたらいいのか、ということがそれはもう細かく様々な心理状態、実例を織り交ぜ、優しく優しく語りかけてくれる。
    優しく、という所が悩んでいる涙腺を押して困ります。
    読んで良かったよ。
    私はまだまだ大丈夫。
    でもイネイブリング、してないかな。心配。

  • 著者はアメリカ人のデヴィット・B・ウェクスラーさん、夫婦やカップルなどの関係性の治療の専門家です。DVなどの予防や治療に先駆的なアプローチをなさっている方のようです。多少専門書の域ですが、副題には”イライラし、キレやすく、黙り込む男性のうつを支える女性のためのガイド”とあるのですから、このテーマを職業の一環とする医療関係者だけのものではないでしょう。
     
    職場のメンタルヘルスはどこの組織でも多かれ少な少なかれ無視できない重要課題の筈です。
    私もこの本を読もうと思ったきっかけは、最近目立つ男性のスタッフのこころの問題を扱うのに、何か手掛かりになるものがあればと思ったからでした。しかしながら、読み進めていくうちに、初めに述べたように、うつに関して今までの知識ではあてはまらないオトコのうつ症状が見えてくるに従い、これまでに接したり、見聞きした身近かな男性に多く当てはまるのに気がつき、目からうろこのような気分になりました。
    つまり元々女性の方が発症の割合も高い典型的なうつは、どちらかというと症状が分かりやすく(気分の落ち込みや、不眠、食欲が落ちるなど・・)、女性の場合は気持ちについて考え、それを何とかしようと考えるので周りにも伝わることが多いようです。それに比べて、男性型のうつは、悲しいとかつらいとか訴えることがないといいます。その気持ちを「行動化」することによって解消しようとするそうです。
    例えば、酒を飲んで憂さ晴らしをすることにより気を紛らわすというやり方なので、嫌な気持ちと向き合わずに避けるというパターンになるようです。
    そして、・・苦痛は確かにそこに存在しているのに、「存在しないもの」「何でもないもの」のように扱われ、必要な対処が行われないままになってしまう・・・
    このように男性はうつ病になってもそのことと向き合おうとしないので、治療者にとっても、彼と生活を共にする人にとっても、非常にやりにくくなります。と書かれてあります。
    特徴的なパターンは
    ①自己否定②敵意と他責③大げさな行動④逃げる、避ける、この4つ。
    男性には私たち女性には理解しがたい男らしさへのプライドがあり、うつになるということは弱さを認めることになるので受け入れ難いもののようなのです。そして、自分の気持ちや感情を自覚して誰かに話すことが出来にくいということも男性の特徴といえます。イライラしたり眠れないといったことがあっても、決して、それを言葉にしないのは嘘をついている訳でも隠している訳でもなく、情緒的知性(こころのIQ)が低いせいとは驚きで認識をあらたにしました。
    この他にも、女性のささいな言動がどれだけすごい影響力を男性に及ぼしているかなどや、うつ症状で八つ当たりする彼を優しく支え過ぎる、我慢しすぎる関係性の共依存や「イネイブリング」(うつのままでいても大丈夫なようにサポートしてしまうこと)の対処法が具体的に載っているので、ごく身近かに接している男性に当てはまるなら、実践してみる価値はあるかもしれません。もっとも、関係性の改善を望むならですが。
    こうしてみると、男女の仲は近くて遠いは真実だということが分かります。そして男性には生き難いこの社会状況ですから、ますますオトコってタイヘン!なんだ・・と同情する次第です。

  • 精神科医療サービス10(3),2010.6(星和書店)に紹介されていました。

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