冤罪: 士道小説集 (藤沢周平珠玉選 5)

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  • 青樹社
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  • Amazon.co.jp ・本 (327ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791308101

感想・レビュー・書評

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  • 表題作は冤罪を明らかにする物語。しかし、冤罪を世の中に明らかにするまでにはいかない。現実的な日本型組織や日本社会の限界を描いている。

  • この短編集、面白かった!
    特に印象に残ったのは「密夫の顔」、それから「臍曲がり新左」。
    臍曲がり・・・は、実に痛快だった!ユーモア溢れる藤沢氏の書き口がたまらない。
    また、「十四人目の男」はなんとも哀しかった。・・・だが女というのは、たとえ短い一生を送ろうとも愛する男と巡り合い、一時でも幸せを噛み締められたのなら本望で、死んでも惜しくないものかもしれない。
    なんていろいろな物語に様々なことを思った一冊だった。

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著者プロフィール

1927-1997。山形県生まれ。山形師範学校卒業後、教員となる。結核を発病、闘病生活の後、業界紙記者を経て、71年『溟い海』で「オール讀物新人賞」を受賞し、73年『暗殺の年輪』で「直木賞」を受賞する。時代小説作家として幅広く活躍し、今なお多くの読者を集める。主な著書に、『用心棒日月抄』シリーズ、『密謀』『白き瓶』『市塵』等がある。

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