ユリイカ 2016年1月臨時増刊号◎総特集=坂口恭平 -『0円ハウス』『独立国家のつくりかた』『現実脱出論』から『家族の哲学』へ・・・複数のレイヤーを生きる

  • 青土社
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791703005

感想・レビュー・書評

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  • 普段は面白そうな論考だけ目を通して読み流してしまうこのも多いユリイカも、坂口恭平特集とあっては頭から足の先まで目を皿にして読むしかない。

    いろいろな方面から刺激的な文章が寄せられているが、個人的なハイライトは藤村龍至さんとの対談で、ここまでずっと「建てない建築家」と散々言われてきた坂口さんが思いのほか生真面目に建築思想を学んでいて、この先「何かを建てる」準備を着々と進めているのでは、と思わせるところ。

    これは買って手元に置いておきたい素晴らしい特集。

  • 建てない建築家、ドローイング、小説、エッセイ、歌、新政府内閣総理大臣など多彩な活動を躁鬱の狭間で展開する芸術家を様々な論客が論じる。多角的に評論するほどその存在と活動がレイヤーとして浮かぶ。今後の更なる活躍を祈りたい。

  • さて、どなたが寄稿しているのだろうか。本人の言葉が強いだけに、第三者がどのように坂口恭平を語るのか興味深い。

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著者プロフィール

1978年、熊本県生まれ。料理家、作家、建築家、音楽家、画家。2001年、
早稲田大学理工学部建築学科卒業。2004年、路上生活者の住居を収めた写真
集『0円ハウス』を刊行。2008年、それを元にした『TOKYO 0円ハウス 0円生
活』で文筆家デビュー。2014年『徘徊タクシー』で三島由紀夫賞候補、『幻
年時代』で第35回熊日出版文化賞、2016年『家族の哲学』で第57回熊日文学
賞を受賞。著書に『cook』『自分の薬をつくる』『お金の学校』『ゼロから
始める都市型狩猟採集生活』『現実宿り』『よみぐすり』など。

「2022年 『中学生のためのテストの段取り講座』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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