現代思想2012年12月臨時増刊号 総特集=緊急復刊 imago いじめ-学校・社会・日本
- 青土社 (2012年11月13日発売)
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感想 : 4件
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- Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
- / ISBN・EAN: 9784791712540
感想・レビュー・書評
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いじめに対するこれまでの評論について概観できる。内容が濃い。
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こんなに真剣にいじめ問題を多面的に考えている大人もいるのかー。なんだか嬉しかった。
村上春樹「沈黙」を読みたくなった。 -
2012年の大きなトピックスとして、大津いじめ自殺事件が上げられる――このような書き方をすること自体、既に風化しかかっていることの証左ではある。いじめが原因と見られる自殺が2011年の10月、それから遅れて(いつだって手遅れなのだ。別に教育委員会がどうとかの問題だけではなくて、事件になるのは事が起こったあとなのだから)「自殺練習」というセンセーショナルな見出しを伴って新聞で報道されると同時にマスメディアが、さらにインターネットで大きな話題となる異例の事態になった。なった。もうすでに、その熱は冷めている。
マスメディア等の盛り上がりから時間をおいて発行された本書では、大津いじめ事件から、学校や教育機関の抱える諸問題、リストカット、教育現場での排除の力学など、「いじめ」を様々な角度から論じている。
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