少女浮遊

著者 :
  • 青土社
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本棚登録 : 17
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791750283

作品紹介・あらすじ

秩序や制度との現実的な関わりを拒んで異界の時空に浮遊する娘たちと、彼女たちをそこにただよわせる習俗の視座を、さまざまな伝承や物語の世界から鮮やかに読み解く、過激な書き下し評論。

感想・レビュー・書評

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  • 社会が子供と女をどう捉えているかについて考えたときに読んだ本。

    現在お茶大の学長さんでいらっしゃいました(2006年12月現在)が、今はどうされているのやら・・・。
    この方の文章はわりと柔らかいのに「挑発」という言葉で語られまする…。

    現代の少女を「ひらひら」観で捉えるのはもう難しい問題かもしれないですが(むしろ羞恥心から唾棄すべきだったり)、「少女」といわれるイメージがどういうものであったかということを考える上では面白い1冊です。

  • 勉強用の本だけどすげぇ面白かった、『少女』がテーマです。

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著者プロフィール

1931年、新潟県生まれ。お茶の水女子大学卒業。お茶の水女子大学学長を経て、お茶の水女子大学名誉教授。専攻は児童文化論、児童社会史。著書に『それでも子どもは減っていく』『異文化としての子ども』(ともに筑摩書房)、『子どもが忌避される時代』(新曜社)、『変貌する子ども世界』(中央公論新社)、共著に『〈少女マンガ〉ワンダーランド』(明治書院)、『誕生から死までのウェルビーイング』(金子書房)ほか多数。

「2012年 『女学生の系譜・増補版 彩色される明治』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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