江戸にフランス革命を

著者 :
  • 青土社
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  • Amazon.co.jp ・本 (458ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791750474

感想・レビュー・書評

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  • 何だか、江戸時代とか一言でいわれても、イメージつきづらいし難解じゃない?でも何だか町人って気楽そうだし、聞くところによると税金払わなくって良いみたいだし、なんだか良いよね。

    んで、いったい江戸時代ってどんな社会的イデオロギーでもって動いていて、その頃の人々の息吹ってどんな感じなのよ?

    とね、長らく知りたかったのですが、歴史の本とか文化の本って、とにかく論理の幅が狭くって、読んでいて”本当かよ”とかおもっちゃったり、詰まんなくて途中で挫折もしくは読んだ事すら記憶に無い。という本が多かったんだよね。

    理由は、書き手の面白意識が読み手の面白意識にマッチしていなかっただけなんだけれど。。

    そんななか、本書は長いし、文体変わりまくって、読み手の立ち位置をいちいち変えなきゃで面倒なんだが、”とにかくそんな事はどうでもいいから、もっと教えてくれよ橋本さん”って気持ちでガンガン読める素敵なエンターテイメントブックでした。楽しい気持ちをありがとう。

  •  1989年(著者41歳)の刊本。採録作は、主に、1974年〜1988年に発表されたもの。一部、加筆がある他、単行本用書き下ろし原稿も加えられている。
     1994年に中公文庫から、上、中、下巻の3分冊で文庫版刊行(下巻には増補もある)。

著者プロフィール

1948年東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。小説、戯曲、舞台演出、評論、古典の現代語訳ほか、ジャンルを越えて活躍。著書に『桃尻娘』(小説現代新人賞佳作)、『宗教なんかこわくない!』(新潮学芸賞)、『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』(小林秀雄賞)、『蝶のゆくえ』(柴田錬三郎賞)、『双調平家物語』(毎日出版文化賞)、『窯変源氏物語』、『巡礼』、『リア家の人々』、『BAcBAHその他』『あなたの苦手な彼女について』『人はなぜ「美しい」がわかるのか』『ちゃんと話すための敬語の本』他多数。

「2019年 『思いつきで世界は進む』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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