錬金術の世界

  • 青土社
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  • Amazon.co.jp ・本 (702ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791753529

作品紹介・あらすじ

古代・中世を経て現代に至る、ヨーロッパ文明の地下水脈に、人類の秘められた、夢と象徴の元型をさぐる。-近代知が見失ってきた魂の救済や生命の蘇生などをめぐる、中世の壮大かつ豊饒な知の体系を、精神分析学の成果を駆使して、深層から掘り起こし平明に解き明かした、錬金術研究の決定版。

感想・レビュー・書評

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  • 化学ではなく生殖をその中心に据えた書となっていた。大書ということもあり、絵が多用されており、その点では比較的楽しんで読めたように思う。人体精錬により、人を生み出すであったり、死者を蘇らせるというテーマで書かれているため、錬金術ではなく練成術のような気もしている。また、そのどれもがストーリーのようになっており、一つ一つ論理的に説明しようと試みている点が面白い。錬金術には広い意味が含まれているため、多くの人が知るようなことばかりではないことも重々承知だが、もしかしたら自分の認識が足りておらず、そのように解釈していることも十分に考えられるため、その点に関してはご了承願いたい。

  •  錬金術・・・ちょっと妖しげな装丁に、妖しげな題名。そして分厚い!図書館で借りたから、期限は2週間。どうにかこうにかで読み終えた記憶がある。
     たぶん、資料的には凄いんだと思う。けど、話がちょっと難しい。精神分析と絡めてあって興味深い。
    う〜ん、、、読むのはちょい疲れる。だが、「錬金術の資料ってこんなんなんだ」と思える1冊。オカルト趣味とかに走っている錬金術関連の本よりは好感も持てるし、一般の人が思い浮かべる「錬金術の本」とはまた違う一端が見える。
    図が沢山あるので、読むのは難しいが見て楽しめた本。

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