島とクジラと女をめぐる断片 新装版

  • 青土社
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  • Amazon.co.jp ・本 (172ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791756643

作品紹介・あらすじ

ポルトガル沖合はるか遠方の、アソーレス諸島に繰り拡げられる、クジラと難破船と愛の物語-。幻想味が絶妙の鬼才が、その実験的小説作法を極限にまで押しすすめ、織りあげた、詩的で象徴性豊かな小品集。

感想・レビュー・書評

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  • 訳者の方が「...詩的で象徴性のつよい断片の集成といえるもので、まるで海面に散らばった難破船の破片をあつめるようにして作られている。」と述べているように、読んでいて様々な人間達の記憶の断片を覗いているような感覚になった。

    読んでいてすっきりと理解出来る内容ではないが、バールでコーヒーを飲みながら、誰かの人生体験談にこっそり耳を傾ける、そんな感じで読み進めていくと、「あ、今の話おもしろかったな」と思えた。

  • アソーレス諸島に行ってみたくなる。

  • 「ピム港の女」美しさがいつまでも胸に残る

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著者プロフィール

1943年イタリア生まれ。現代イタリアを代表する作家。主な作品に『インド夜想曲』『遠い水平線』『レクイエム』『逆さまゲーム』(以上、白水社)、『時は老いをいそぐ』(河出書房新社)など。2012年没。

「2018年 『島とクジラと女をめぐる断片』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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