アーサー王伝説の起源―スキタイからキャメロットへ

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制作 : C.Scott Littleton  Linda A. Malcor  辺見 葉子  吉田 瑞穂 
  • 青土社 (1998年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (528ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791756667

アーサー王伝説の起源―スキタイからキャメロットへの感想・レビュー・書評

  • アイルランドに行ってから、ケルトとかアーサー王とかに興味がさらにわいてきたので読んでみた。ランスロットが実は北東イランからやってきたアラン人のことで、ケルトとは違うというのに衝撃を受けた。今知られているアーサー王伝説には、昔の物語によくあるように後付け設定がかなりあるらしい。しかしながら自分の浅い知識ではこの本は難解すぎて、なかなか頭に入ってこなかった。

  • スキタイというのは紀元前8〜7世紀ごろにかけて、中央アジアから南ロシア、東ヨーロッパにかけて移住してきた遊牧民族で、多くの美しい金細工と、馬を使った機動力で知られる。ギリシャ神話に出てくるケンタウロスはスキタイだと言われている。
    さて、この本は、そんなスキタイがアーサー王伝説のルーツだということを、ケルトの伝承とスキタイの伝承・生活習慣などを照らし合わせて、丹念に証明して見せた大作です。アーサー王というとキリスト教の守護者のイメージがありますが、なんだかそれだけではすまない、おどろおどろした人間臭さがありますよね。その理由が、これを読むとわかるような気がします。
    本書の後半半分近くを占めるスキタイの「聖杯伝説」ナルタモンガの物語が圧巻。アーサー王伝説読み解きの必携書といっていいでしょう。

  • アーサー伝説ケルト起源説に殴り込みをかけた研究書。映画「キング・アーサー」の騎士たちが大陸の遊牧民という設定は、この研究からきている。<br />
    スキタイの伝説の中にある、ランスロットのもとネタとその変遷が大変興味深い。(ランスロットは中世ロマンスでも登場が遅く、ケルト伝説にもうまく対応するキャラがいないために外から来たのではないかという説もある。反面ランスもケルト起源だとする説も多々あるのだが。)他にもバドラズの剣とエクスカリバーの関係、Lady of the Lakeに相当するキャラクターなど、おもしろいネタが多いので、アーサー王伝説に関する基礎知識とケルト系伝説の知識があればおもしろく読めるだろう。<br />
    ただし起源は何か? というのは最終的には読者の解釈の問題になるわけだし、別方面のアプローチの研究書とあわせて読むことを薦める。後続研究が待たれる。<br />
    映画「キング・アーサー」で興味をもって、いきなりこの本に手を出すのはかなり無謀です(笑)

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アーサー王伝説の起源―スキタイからキャメロットへはこんな本です

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