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- Amazon.co.jp ・本 (370ページ)
- / ISBN・EAN: 9784791759200
作品紹介・あらすじ
あらゆる生物は、「不倫」を指向する。哺乳類界の異端児=ヒトは、DNAに刻み込まれたこの指令と、如何に折り合いを付けてきたのか。また付けるべきなのか。気鋭の生物学者と精神科医が、人類最大の普遍的ディレンマに真正面から挑む、衝撃の問題作。
感想・レビュー・書評
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(ヒトを含む)動物や鳥類などでは単婚(一夫一婦制)が多く観察されていたが、DNA鑑定技術で調べてみると、パートナーに隠れてEPC(つがい外交尾)が日常化しており、それが子孫の継続戦略にとっては当然なことであることがわかった。これまで道徳、社会規範、倫理、キリスト教が「不倫」の妄想を戒め、実践者に自己嫌悪を与えて来たが、これは多くの善男善女にとって、悪魔的魅力で実践への勇気を奮い立たせる、真面目でムツカシイ学術書である。
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